女性の体型といえば、かつては「ぽっちゃり」、ちょっと前なら「激細」などのボディが求められてきましたが、今ドキの30~40代の大人女子の間では、「パキふわボディ」が理想形として定着しつつあるようです。
脳腸相関LABO.が、2019年8月に全国の30~40代の女性500名に対して実施した「理想の体型に関する調査」によると、理想とする体型は「ほどよく筋肉がついていて健康的」な体型と答えた人は64%。さらに、女性たちの2人に1人が「女性的で丸みがある」ことを重視すると回答しました。つまり、適度にパキッとした筋肉がつきながらも、健康的で女性らしいやわらかさを持った「パキふわボディ」が理想の体型であることが判明したのです!
このパキふわボディ作りで欠かせないのは、やはり筋肉をある程度つけること。それには、筋トレなくしては成し得ません。でも、「忙しくて筋トレなんてする暇がない…」というのが、現実ではないでしょうか。そこで、専門家のアドバイスのもと、パキふわボディに少しでも近付くエクササイズを2つご紹介します。
■脳と腸を刺激する「座りツイストエクササイズ」
ウェルネス&ダイエットエキスパートの和田清香さんは、「ヘルシーさを保ったまま痩せる上でオススメなのが、脳と腸へのアプローチ」といいます。「脳腸相関を意識して身体を整えることで、厳しい食事制限や長時間の運動をする必要がなく、心も体も健康なまま痩せ体質を手に入れることができる」のだとか。そこで勧めているのが、脳と腸を刺激するエクササイズ。例えば、「座りツイストエクササイズ」です。
1.姿勢よく背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛け、両手を後頭部に添えます。
2.息を吐きながら右肘と左膝を近づけ、息を吸いながら1の状態に戻ります。
3.次は息を吐きながら左肘と右膝を近づけ、息を吸いながら1の状態に戻ります。
4.以上の動きを呼吸に合わせ、リズミカルに1分間続けます。
これは、上半身と下半身を連動させながら捻じることで、「腸腰筋」「腹斜筋」などを鍛える方法。それだけでなく、腸への刺激となり、腸の活性化、腸内環境改善や冷え改善も期待できるというのですから驚きです。仕事の合間や、テレビを見ながらなど、スキ間時間をみつけて実践できるのもポイントです。
■普通の腹筋にプラス!「骨盤浮かし」
パキふわボディ作りに欠かせないのが、お腹を引き締めること。腹筋を効率的に鍛えるには、普通の腹筋と同時に、うつ伏せになりながらの腹筋も行うといいようです。プロトレーナー中村勝美さんの著書「マンガでわかる 1日1回の腹筋でお腹を凹ませる方法(池田書店)」(PHP研究所刊)によれば、全身を大きく動かす「骨盤浮かし」を追加するといいのだそう。
1.うつ伏せに寝て、片脚を斜め後方に上げる。膝を適度に曲げ、足先をできるだけ遠くにもっていく。
2.これを左右交互に行う。
ポイントとしては、脚の重みを利用して片方の骨盤を浮かし、もものつけ根あたりを伸ばすこと。できるだけゆっくり大きく動かすのがよいそうですよ。
いかがでしたか? これらの方法なら、1日1~2分で済むので、毎日続けられますね。忙しい方はあせらずゆっくり、パキふわボディを作っていくのがいいかもしれませんね。