週刊文春が9月21日配信の記事において「好きな芸人&嫌いな芸人」ランキングの2019年度版を発表。とりわけ「嫌いな芸人」部門では直近の騒動や不祥事が如実に反映された順位付けとなっている。
コンビ間の仲の良さが窺えるサンドウィッチマンやお茶の間を沸かし続ける明石家さんまといった常連が「好きな芸人」ランキングの上位に居座る一方、「嫌いな芸人」には雨上がり決死隊が堂々の1位に君臨。もちろん、その要因は初夏に発覚した特殊詐欺グループへの闇営業と金銭授受であることは言うまでもなく、宮迫博之による当初の「お金は受け取っていない」との嘘の答弁や7月20日の“告発会見”も大きなイメージダウンに繋がったことだろう。
また、5位にはSNSでの政治的発言などにより不定期に“プチ炎上”を繰り返す村本大輔を擁するウーマンラッシュアワーがランクインし、8位には“ゲス&キモイ”路線を突き進むクロちゃん擁する安田大サーカスが、そして9位にはとろサーモンが続く結果に。言わずもがな、とろサーモンのランクインも昨年のM-1グランプリ後に審査員の上沼恵美子への暴言を吐いた久保田かずのぶの愚行が響いていることは間違いない。
「今年の“嫌いな芸人”ランキングの最大の特徴は、不祥事を起こしたタレントを擁するコンビが分かりやすく上位に顔を並べ、その相方やメンバーが大きな“とばっちり”を受けているという点です。蛍原徹は宮迫の金銭授受やその後の嘘の証言によって“最も嫌われるお笑いコンビ”として大々的に発表され、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスもお笑い以外の仕事に傾倒し始める村本に辟易したのか、今年のM-1にはチェリー吉武と新コンビを結成して挑んでいます。安田大サーカスにしてもとろサーモンにしても、相方の愚かな行為や“クズっぷり”が大きな足かせとなっていることは明白で、単体の芸人ではなくコンビ名でランクインしてしまうのはあまりにも不憫と言えますね」(テレビ誌ライター)
運命共同体として長くそのコンビネーションと価値観を共有してきたペア&トリオだけに、“堕ちる時も一緒”ということなのだろう。とりわけ、不名誉なワースト1位をもたらしてしまった元凶である宮迫は蛍原の為にもまずは猛省の日々を過ごすべきなのかもしれない。
(木村慎吾)