9月26日放送の「なつぞら」(NHK)154話で視聴者の胸を打った草刈正雄演じる泰樹の“無言ハグ”。数年ぶりに娘の優(増田光桜)、妹の千遥(清原果耶)とその娘の千夏(粟野咲莉)を連れ、坂場(中川大志)とともに十勝の柴田牧場に帰省したなつ(広瀬すず)。結婚前に牧場を訪れていた千遥をなつから紹介された泰樹(草刈)は、真剣な表情で「ご無沙汰してます」と頭を下げる千遥にゆっくりと近づき、何も言わずに彼女を抱きしめたのだ。
このシーンは即座にネット上で「無言ハグに泣ける」と大反響。なつが改めて「じいちゃん、ただいま」と挨拶し、「おかえり」と応えた泰樹の目には涙がにじみ、続けて泰樹は千遥に視線を移し「千遥もおかえり」。これに千遥も涙を流しながら泰樹の目を見つめて「ただいま」と挨拶したものだから「冒頭から涙が止まらない」「朝から涙腺崩壊」「無言ハグからのおかえりは泣ける」など感動の声が相次いだ。
「草刈は今回の泰樹じいちゃん役で俳優としての評価をさらに上げたと言えるでしょう。しかし、草刈本人はそんなことよりドラマでの“泰樹語録”が胸に書かれたTシャツが世間に流通していないことが気にかかっているようです。と言うのも、9月20日放送の『あさイチ』(NHK)に草刈がゲスト出演した際に、2016年放送の大河ドラマ『真田丸』(NHK)で真田昌幸を演じた時には、『各々ぬかりなく』『畜生!』などの“昌幸語録”が胸にプリントされたTシャツがすぐに販売されていたのに対し、泰樹は名言が多いのにもかかわらず“泰樹語録”の書かれたTシャツが売られていないと何度もコボしていましたからね」(女性誌記者)
実は、4月19日放送の第17話で泰樹がハンスト後の自室でこっそりおまんじゅうを食べながらつぶやいた「お茶がほしい」と書かれたTシャツは販売されているのだが、このセリフは草刈によるアドリブなのだとか。
「なつぞらロス」となる視聴者を励ます「泰樹語録Tシャツ」。もし実現するならば、どの名言が採用されるのか、興味深いところだ。