お笑いコンビ・NONSTYLEの井上裕介が10月26日、東京都内で開催されたアニメ「宇宙兄弟」のトークイベントに出席し、収入の申告漏れが発覚したチュートリアルの徳井義実をイジり倒している。
全36巻からなる人気コミック「宇宙兄弟」への情熱や知識を競うクイズ大会も併せて催されると、井上は「うちの会社、大変なんですから! 色んなことがありすぎて(全巻の内容は)覚えてられないですよ!」と嘆き、何かと世間を騒がせ続ける吉本興業の現状をネタに。
続けて、「主人公のムッタが会社をクビになった理由は?」とのクイズに対しては、「所得隠し」と明らかに徳井の騒動を意識した回答で沸かし、「記憶に無いから!十数年前のことなんで。記憶の抜け具合が酷いんですよ」と、ここでも申告漏れについて“記憶に無い”と釈明した徳井の答弁を引き合いに出してイジり倒していた。
「吉本興業の芸人は横の繋がりも縦の繋がりも太く、芸人同士の絆は周囲の想像以上に強固です。故に所属芸人に闇営業の事実や不貞が発覚した際にもすぐに“ネタ”にすることで世間からのバッシングや風当たりをいかに弱められるかという愛情を見せることが多いのですが、こと井上に関しては自身もかつて路上でタクシーへの当て逃げを起こし、相手に軽傷を負わせてしまった過去があることから、ネットでは『問題を起こした人物が問題を起こした人物を叩いても笑えない。下手したらブーメランにならないか?』『井上氏はあまり調子に乗らない方が良いのでは?』『全く笑えない』『ヒトのことをいじる資格はないんじゃない』との非難が集中。また、不祥事を即座に笑いに変えたがる彼らの風潮についても『吉本は不祥事をいつもいつも笑いでごまかすな。だから何度も不祥事が起こる』『不祥事を笑いにかえれば良いと思ってる』といった指摘があります。周囲からみれば、身内同士で単に擁護し合っているだけのようにも思え、不祥事に対する責任や問題意識を感じ取ることはできないかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
キチンと真面目に納税している一般人からすれば、こうした徳井の騒動を“ネタ化”されたとしても素直に笑うことなどできないというのが本音ではないだろうか?
(木村慎吾)