令和元年のブレイクタレントとして人気を博す、ものまねタレントのりんごちゃんが活躍の場を広げている。バラエティ番組「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)のレギュラー出演で知名度を上げ、ものまねの営業では全国を飛び回る日々。最近は著名タレントの証である、発表会イベントへのゲスト出演も増えているという。
「10月10日にはレシピ本の発売イベントで和菓子作りに挑戦。そして18日には焼酎と泡盛の試飲イベントにスペシャルゲストとして登場し、乾杯の発声では『乾杯、スターティン!』と決めゼリフを披露しました。プロフィールではチャーハン好きをアピールしているほか、ぽっちゃり系の体格も食品系のイベントにはぴったり。乾杯の後は『うめぇ~のなんの!』と一転して野太い声を出してみせるなど、自らの強みを存分に活かしています」(芸能ライター)
いま旬のタレントとあって、りんごちゃんが出演するイベントにはマスコミ陣も数多く詰めかけており、イベント主催者にとっては絶好のキャスティングだろう。だがテレビに出始めたのは今年の4月で、急にブレイクしたこともあり、その弊害が発表会で露呈しだしているというのだ。
「得意のものまねでは着実に笑いをとれますが、肝心の試食ではとたんにボキャブラリーが減り、口から出る感想は『おいしい~』だけ。著名人のものまねならお手本があるからいいのですが、いちタレントとしての力量を問われるイベントゲストでは力量不足が隠せないのです。今は話題性があるのでいいものの、ものまねばかりではいずれマスコミが集まらなくなりかねません。そうなるとイベント主催者から『期待外れ』の烙印を押されてしまう危険があります」(前出・芸能ライター)
ものまねに限らず急激に売れたタレントの場合、基本的な能力が足りていないケースも珍しくない。芸だけではなく人当たりの良さでも人気のりんごちゃんゆえ、早いところトーク力を向上させることが望まれそうだ。
(浦山信一)