たくさんお酒を飲んでしまった翌日、二日酔いで大変なことに……。一度でも経験すると、もう二度となりたくないと思いますよね。予防法はあるのでしょうか?
酒ジャーナリストである葉石かおりさん著、肝臓専門医の浅部伸一さん監修の「酒好き医師が教える 最高の飲み方」(日経BP社刊)によると、二日酔いを予防するにはアルコールの血中濃度が急激に上がらないようにすることが重要で、有効な方法の一つが、お酒を飲みながら何かを食べるということなんだそうですよ。そこで、お酒と一緒に食べると二日酔いにならない食材・料理を紹介していきましょう。
■油料理
前述の同書によると、血中濃度が上がるのをゆるやかにするものの一つが「油もの」。油分は胃での吸収時間が長いので、胃の出口になる幽門が締まり、胃の中を攪拌させる働きがあるのだそう。そこで、二日酔い予防に勧められていたのが、油料理です。とはいえ、ギトギトの油料理は抵抗があるという場合、オリーブオイルをかけたサラダやエビのアヒージョなどでもいいそうですよ。
■柿
医学博士である石原結實さんの著書「つやつや!サラサラ!病気知らず! カラダがよろこぶ食べ物事典」(PHP研究所刊)によると、柿は二日酔いの特効薬といわれていて、飲む前にも食べておくと、カリウムの利尿作用の効果で悪酔いが防げるのだそうですよ。
二日酔いにはなりたくないけれど、飲み会には参加したいという場合には、油料理や柿を意識的に摂取してみるのもいいのではないでしょうか。