あなたは、年上の男性と年下の男性、どちらが好きですか?
年下くんが対象なら、ぜひとも母親的な愛情で彼を包んで欲しいなと思います。結婚するということは、ずっと一緒にいるということ。それを実現させるために、年下くんと付き合うときには、少しだけ思いの伝え方に注意が必要です。
まずは、不満を伝えるとき。ついでにいいところをほめる【両面提示】という手法を使ってみたり、「あなたが○○してくれたら、もっとうれしいんだけどな」というような否定ではなく肯定的な言い方=【プラスのストローク】をしてみたりして、よき母になったつもりで接してみてください。
というのも、年上の女性を好む男性には、子供時代に母親から【条件付きの愛情】しかもらっていない人が多いからなのです。これは、子供がいいことをしたときだけ与える愛情のこと。成績のいいときにはほめたり、笑顔になる愛情のことです。
このような【条件付きの愛情】を受けて育つと、人間は「親から愛されていないのでは……」と不安を抱えるようになります。自分に存在価値がないような気がして自信を失いがちになり、無意識のうちにありのままの自分を認めてくれる【条件なしの愛情】を求め、年上の女性を頼るケースが多いのです。逆にいえば、ありのままの自分を認めてもらえたら、年下くんは素直に前向きになれるのです。
年下の彼と付き合うと、あなたはもしかしたら「もっと○○して欲しいのに」という思いがあふれ、物足りなさを感じることがあるかもしれません。そのときはちょっとだけ立ち止まり、コミュニケーション方法を考えてみてください。何か起きたときのために、彼の心をグッとひき付ける言葉をいくつか考えておくのもいいですよ。
「○○して欲しいのに」と怒るのではなく、「この前は××してくれてありがとう。これからは○○もしてくれたらうれしいな」。こんな話し方なら、きっとうまくいくと思いますよ。
年下くんは繊細な生き物。プライドを傷つけないよう、優しくしてあげてくださいね。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)