女優の橋本愛がドラマ「同期のサクラ」(日本テレビ系)にて、民放ドラマへの復帰を果たした。単発でのドラマ出演はあったものの、レギュラーキャストとして連続ドラマに出演するのは2017年7月期に放送された「若者たち2014」(フジテレビ系)以来、2年3カ月ぶりとなる。
「橋本がこのドラマを復帰作に選んだのは、高畑充希が主役だったからかもしれません。現在の高畑は若手女優の中でも“数字”を持っていると評価されており、復帰作の相手役にはバッチリ。しかも高畑はコミカルな演技に定評があり、美人顔ながらも幅広い演技をこなせる橋本にとって『同期のサクラ』は内容的にもピッタリと判断したのではないでしょうか」(業界関係者)
ところがフタを開けてみたら、思っていたのとは少し事情が違っているというのだ。
「高畑の主演作は17年7月期の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が11.5%、今年1月期の『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)では10.2%と、平均視聴率二桁は鉄板でした。ところが今作では1~3話がいずれも一桁止まり。11月6日放送の第5話ではシリーズ最高となる視聴率11.8%を叩き出すなど復調を見せていますが、このまま期待通りの数字を維持できるかどうかは微妙なところです」(前出・業界関係者)
その視聴率に加えて、橋本にとって計算違いとなっているポイントはほかにもあるという。
「本作で高畑が演じる大手ゼネコンの新入社員は、自分の考えを曲げないガンコさや、『私には夢があります』という決めゼリフとともに発揮されるマイペースさが特徴。そのキャラに対して一部の視聴者から“いらつく”と嫌悪感を持たれてしまっているのです。これは橋本としても計算違いだったかもしれません」(前出・業界関係者)
ドラマは10年間の物語を1話1年のペースで描いていく。今後のさらなる視聴率回復に、ファンのみならず橋本も期待していそうだ。
(浦山信一)