女優の遠野なぎこが11月20日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演し、法律違反の薬物所持で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者について「才能なんて無いんですよ」と厳しく言い放っている。
今回の逮捕を受け、芸能界からは沢尻の美貌を含め、芝居にかける意気込みやプロ根性、実力などを評価する声が多く上がっていたが、遠野の見解は異なるようで、沢尻への印象について振られると「(役者としての)才能なんて無いんですよ。私、この人が上手いと思ったことが一度もありませんから」と糾弾。続けて、「たとえば、有名な数年前に主演した映画ありましたよね? ガチャガチャ壊れていくというような(内容の作品)。あれって一番、楽な芝居ですから。子役さんと一緒でバーって弾ければ、自分が気持ち良いだけなんですよ」と過去作での沢尻の演技を難易度の低いものと位置付け、「なんであんな評価されたのかって。ようやく言えた! あー、スッキリした」とも吐き出している。
「いかにも積年に渡る個人的な恨みを晴らすかのようにズバズバと沢尻の“才能の無さ”を力説した遠野ですが、世相を語るコメンテーターも十人十色です。他番組では揃いも揃って沢尻の才能や美貌について言及し、“その才能が勿体ない”との論調で話すコメンテーターが多く、中には遠野のように厳しく非難する人間が居た方がより多角的な視点で番組を構成できるとも考えられます。しかしながら一方で、“ようやく言えた! あー、スッキリした”などの言い草では客観性や説得力に欠けてしまい、ネットからも『これをきっかけに発言することが恥ずかしくないのかね。薬物のことより私情が強い』『溺れた犬は棒で叩けと言わんばかり』『地に落ちた人をとやかく罵る事は嫌味な女に見えてしまいます』『それを今言う必要があるのかな』との反論が続出。また、最近は遠野も女優よりもコメンテーターや毒舌バラエティタレントとしての活動がメインとなりつつあることから、『貴方が言っちゃいけない』『女優としての需要があったのは沢尻の方』『少なくとも遠野さんより色々と数字取れると思う』というツッコミも出ています。21日に代役・川口春奈が発表されると『昨日、あんだけ言ったのに』と、さらなる不満を爆発させていますが、ネット上では前日同様に反論にあふれてしまっていますね」(テレビ誌ライター)
あまりの糾弾ぶりから、何らかの個人的因縁の存在すらも思わせてしまう遠野のコメント。沢尻からすれば、“別に”気にしていない案件なのかもしれないが…。
(木村慎吾)