薬物事件での逮捕を受け、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」から降板した沢尻エリカの代役に、大河初出演の川口春奈が決定した。11月21日にNHKが発表したもの。川口は沢尻が演じていた濃姫(帰蝶)役を引き継ぎ、第一話から出演するものと見られている。
その川口は2013年公開の映画「謝罪の王様」にて、沢尻を思わせる役を演じていた。沢尻さながらに金髪とヒョウ柄衣装を身にまとい、「別に」とふてくされる役だったのである。そんな偶然に加えて川口には、以前にも不祥事による降板に出くわした過去があるというのだ。テレビ誌ライターが振り返る。
「17年7月期に日曜劇場枠で放送された『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)にて川口は、主人公・福士蒼汰の恋人という重要な役で出演。その兄を演じる予定だったのが小出恵介だったのです。しかし小出は6月8日に女子高生との飲酒や不適切な関係が報道され、無期限の活動休止に。日本テレビでは13日までに代役として賀来賢人を起用しましたが、すでに撮影は始まっていたため、撮り直しも発生していたそうです」
そして今回は、自分自身が代役として出演することになった川口。そんな彼女にとって「代役」は決して、縁起の悪い仕事ではないかもしれないという。
「その『愛してたって、秘密はある。』の放送から1年半後、19年1月期のドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』にて川口は、再び日本テレビからヒロインの役をもらうことになりました。そのジンクスが今回も続くなら、『麒麟がくる』のあとにもまた、NHKからオファーをもらえるかもしれません。なによりNHKに対して恩を売ったことになるのは確実なので、川口にとって“代役騒動”は吉と出ているのかもしれませんね」(前出・テレビ誌ライター)
しばらくは「代役」扱いされ続けるであろう川口だが、その美しさが一級品であることは万人の認めるところ。ここはぜひ妖艶な濃姫を演じて、初出演の大河ドラマに爪痕を残してもらいたいところだ。
(白根麻子)