ホント?実は子どもに「苦い野菜」を無理やり食べさせる必要はなかった!?

 子どもが嫌いな食べ物の代表格といえば、「ピーマン」や「ゴーヤ」など苦味・青臭さのある野菜。「大きくなるためにはしっかり食べなくちゃ」と、試行錯誤して食べさせようとするものの、なかなか食べてもらえず困ってしまうこともありますよね。でも、本当に子どもにとって必要なものなのでしょうか。

 野菜に含まれるビタミン・ミネラルや食物繊維は、代謝を高めて健康的に成長するために欠かさず摂りたい栄養素ですが、実は嫌いな野菜以外からしか摂取できないわけではありません。子どもが苦味や青臭さを嫌うのは、このような刺激物を処理する機能がまだできあがっていないから。本能的に嫌っている場合は、成長するにつれて食べられるようになっていきますので、無理に食べさせなくても大丈夫です。同じような栄養素を含む代替食材を覚えておくと、安心して食事を作ることができますよ。

■ピーマンは「パプリカ」で代用

 見た目が似ていて、含まれる栄養素も似通っている「パプリカ」は、子どもが安心して食べられる野菜の一つ。ピーマンと比べて甘みが強く肉厚なため、パプリカだったら食べられるという子が多いです。加熱することでより甘みを感じやすくなりますので、炒め物にして食べるのがオススメですよ。また、完熟して変色した、赤や黄色のピーマンもよいでしょう。緑色のピーマンより苦味が少ないため、食べやすいです。

■ゴーヤは複数の野菜&果物で代用

 β-カロテンやビタミンCが豊富なため、疲労回復効果が期待できるゴーヤ。でも、ゴーヤ好きの子はなかなか見かけないですよね…。大人が大好きだから食卓に出したいという場合は、大人用に用意するといいかもしれません。とはいえ、毎回美味しそうに食べていると、子どもが気になって挑戦し、食べられるようになる!といううれしい効果もあるようです

 β-カロテンはニンジンなどの緑黄色野菜に、ビタミンCはキャベツやブロッコリー、キウイフルーツ、柑橘類などに豊富に含まれています。さまざまな野菜や果物に含まれているので、安心してゴーヤの代替食材としてくださいね。

 嫌いな食べ物を克服させるのは一苦労。でも、代替食材で同じ栄養素を摂ることができれば、成長や健康への心配をし過ぎずに食事を楽しむことができますので、ぜひ参考にしてください。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

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