朝から晩まで死に物狂いで“演者”を務め続ける芸能人だが、果たしてその稼ぎは如何程のものなのか。
我々が推察するまでもなく、当人自らがその月収や年収の具体的金額を公にするケースが徐々に増え始め、そのたびに視聴者は愕然とさせられてきたのだ。
2019年にも、テレビという巨大なメディアにおいて“ペラペラ”とその収入額を全国に向けて告白したタレントがいるので紹介しよう。
まずは元サッカー日本代表の点取り屋にして、国民栄誉賞の受賞者、そして現在は“おバカタレント”としてアクロバティックなボケを連発するタレントの丸山桂里奈だ。メジャー人気を獲得するまでに長い時間を要した女子サッカーは男子サッカーに比べると、給与はやや低めに設定されており、丸山自身、プレーヤー時代よりもタレントへの転身後の方が「おぞましいくらい」多くの収入を得ていると告白。2019年2月時点での月収がおよそ「290~300万円」だと「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)の中で打ち明けている。
「丸山いわく、女子サッカーの世界ではたとえ日本代表に選出されてもプロは1日1万円、アマチュアなら8000円程度しか支払われないといい、現役時代の血の滲むような努力と、それに対する報酬の釣り合いが取れていなかった現状を明かしています。またサッカー選手は一般的な他のスポーツに比べると選手生命が短く、引退後もコーチや教室を開くことなどが主で、解説者になれるのは一握りの弁が立つ人間だけですから、丸山のように人気バラエティタレントへ転身できたのは異例中の異例。世間からは“下品”や“国民栄誉賞を返せ”といった丸山のキャラクターへのヤジも見受けられますが、『元女子アスリートのおバカキャラ』というのはライバルが滅多に現れることのないブルーオーシャンで、美味しいポジションを見つけた丸山の戦略勝ちといったところでしょうか」(テレビ誌ライター)
一方で、バラエティ女性タレントは続々と“ルーキー”が参入してくるポジションであることも事実。2020年、丸山はテレビというピッチに立ち続けることができるだろうか。
(木村慎吾)