俳優の梅宮辰夫さんが12月12日、慢性腎不全によって81歳で他界した。この訃報をうけ、SNSではお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次の名前がトレンドワードとして急上昇する事態となっている。
“辰兄”の愛称で親しまれ、俳優として、またバラエティ番組での大御所タレントとしても絶大な存在感を誇っていた梅宮さんだが、突然の悲しみの知らせにより、その梅宮さんの身体をモノマネするという特異な芸でお茶の間を沸かせていた秋山にも再び注目が集まった。
「ツイッターでは一時、ロバート秋山の名前がトレンドワードとして梅宮さんを抑えて1位になった瞬間もあるほど、このモノマネが梅宮さんのイメージとして世間に定着していたことが分かります。秋山は帰らぬ人となった梅宮さんについて『とうとう別れが来てしまい悲しいです。偉大すぎる存在でした。感謝しても感謝しても全くもって足りません』『頂いた優しい言葉、豪快さや迫力、器が大きくカッコいいところ、全て忘れません。本当にありがとうございました。心よりお悔やみ申し上げます』とのコメントを寄せ、恩人を悼んでいます」(テレビ誌ライター)
今回のように、モノマネの対象者である梅宮さんが他界した場合、今後も継続して秋山がモノマネを披露するかどうかは意見が分かれるところではあるが、生前より「いいからやれ! やるなら中途半端じゃなく、ちゃんとした芸をやれ」「俺が死んでもやってくれ」などと梅宮さん本人が強く秋山を後押ししていたことから、ネットでは「梅宮さんも皆の記憶の中に笑顔と共に生きていられる事の方が嬉しいと思う」「梅宮さんの存在を後世に伝えられる立派な芸だと思います」「秋山にはやり続けてほしいなぁ」「天国の梅宮さんも続けることを望んでると思うよ」との声が寄せられている。
また、梅宮さんを忘れたくないからこそ、定期的に秋山のモノマネを目に焼き付けたいといった反応もあり、世間は引き続き秋山による“カラダモノマネ”を披露してほしいと感じているようだ。
もちろん梅宮さんの家族や関係者、そして秋山本人の意向が尊重されることになるが、いつの日か、再びあのモノマネをテレビで見られる日は来るのだろうか?
(木村慎吾)