世界を股にかけ活躍するアーティスト・YOSHIKIが、今年の紅白で世界的な人気を誇る大御所ハードロックバンド・KISSとコラボ。12月15日、都内で行われた会見でこのことが発表されると、大反響。“神コラボ”と話題になっている。
「YOSHIKIとKISSは、番組内の『夢を歌おう』特別企画で『YOSHIKI feat.KISS〈YOSHIKISS=ヨシキッス〉』として出演。会見でYOSHIKIは『東京ドーム公演に招いていただいて、今回は僕が紅白に招かせていただきました。伝説のバンドと共演することができて光栄です』とコラボする喜びを語っています」(スポーツ紙記者)
一方KISSも「世界中で一番好きな国のNHKという素晴らしい局に立てることができて光栄」と親日家らしいコメントを発表。KISSは、最後と言われる来日公演のため訪日中、11日には東京ドームでコンサートが行われた。
「YOSHIKIにとってKISSは、彼の音楽人生を左右する程の大きな存在。子供時代、クラシック少年だった彼はレコード店で偶然目にしたKISSのシングル『ラヴ・ガン』を購入。その後母親に頼み連れて行ってもらったKISSの日本武道館公演をきっかけにロックに目覚め、ドラムを始めるようになりました。いわばKISSがなければ、今のYOSHIKIはなかったと言っても過言ではありません」(音楽ライター)
さらにはソロデビュー以降の1994年、KISSのトリビュート・アルバム「トリビュート -KISS MY ASS-」内の曲「ブラック・ダイヤモンド」に、なんとYOSHIKIも参加。そんなYOSHIKI、実はKISSのベーシストでボーカルのジーン・シモンズとは生い立ちにも共通点があった。
「2016年9月16日、ニコニコ生放送『伝説対談SP~グローバル編~ YOSHIKI×KISSジーン・シモンズ頂上決戦』という夢の対談が放送されました。そこで、お互いの生い立ちについて話が及び、ジーンがイスラエルの移民として9歳の時に渡米し、母子家庭で苦労した話をすると、それを受けてYOSHIKIも幼少期に父を亡くしたことを語り、ジーンはその話に共感し涙を流す一幕もありました」(前出・音楽関係者)
YOSHIKIがKISSの音楽に惹かれたのも、ジーンが生み出す旋律に魂を揺さぶられたからなのか。一体どんな演奏を我々に観せてくれるのか、楽しみで仕方がない。
(窪田史朗)