マイケル・ジャクソンの子供たちが9億ポンド(約1450億円)の遺産のほとんどを失う可能性があるようだ。プリンス(19)、パリス(17)、ブランケット(14)の3人の子供たちは30歳になった時にそれぞれ巨額の遺産を相続する予定になっているが、税務当局はマイケルの遺産から5億5500万ポンド(約895億円)の支払いを求めていると言われており、2009年6月に急性プロポフォール中毒で死亡した際、マイケルは3億ポンド(約484億円)以上の負債を抱えていたと見られている。
ある関係者はザ・サン紙に、「書面上ではマイケルの子供たちは億万長者です。しかし、まずは巨額の税金を片づけなければならないので、受け取る時期が来ても手元にはほとんど入って来ないであろうというのが現状です」「国税庁は5億5500ポンドの要求について公にしてきていますし、支払いが遅れた場合にはさらに罰金が科せられます」と話す。
先日には、マイケルが1999年にオークションで購入した「風と共に去りぬ」のオスカー像の行方が分からなくなっていることが報じられていた。同作で1940年にアカデミー賞で作品賞を獲得した際の30万ドル(約3350万円)ほどの価値があると言われるそのトロフィーをマイケルは154万ドル(約1億7200万円)も投じて購入していたが、遺産管理団体はそれがどこにあるか分からないと発表しており、ハワード・ワイツマン弁護士は「遺産管理団体は『風と共に去りぬ』のトロフィーの行方を知りません」「あのオスカー像はマイケルの子供たちの所有物ですので、我々の手元に保管しておきたいのです。いつかどこから現れてくれると願っています」とコメントしている。