年末年始は、日本の昔ながらのしきたりや風習が盛り沢山。そこで、知っている人も知らない人も、もう一度、おさらいをしてみませんか。
「しめ縄」は、クリスマス後から12月28日までに飾ります。「鏡餅」は、13日から供えることができますが、末広がりの28日が、縁起がいいとされています。29日にお餅をつくと、9(苦)がつく、苦が待つ(末)ので、自宅の餅つき機でつくという人は、注意して。また、31日に正月の飾りをするのも「一夜飾り」といって、あまりよくありません。
31日は、「年越しそば」を食べ、そばのように細く長く長寿を願います。「除夜の鐘」は、大晦日の鐘を挟んで、人間の煩悩の数である108回つきます。
1月1日の「元日」は、「お節」を食べます。これは神様に豊穣を願い、お供えをしたのが始まりだとか。「書初め」は1月2日。「初詣」は1日から7日の間までに行きましょう。7日には「門松」を下げます(地域によっては15日)。また、「七草粥」を食べると、1年間健康に過ごせるといわれています。
「鏡開き」は1月11日。鏡餅を食べて無病息災を祈ります。1月15日は「小正月」。昔は、この日を正月にしていました。「小豆粥」を食べ、正月飾りや書初めを燃やします。年神様を見送って、正月行事が終了です。ぜひ、いい1年を迎えたいですね!