テリー で、実際に結婚して、娘さんが生まれるわけだよね。旦那さんはどんな人だったの?
梅宮 飲食店を経営してた一般の人です。やっぱりおもしろいもので、前の彼とは真逆の人でした(笑)。
テリー 彼のどんなところに引かれた?
梅宮 いちばん安心できたのは、もうみごとなぐらい女性の影がなかったところですね。あと料理も上手で、よく作ってくれたり。
テリー 辰兄ィみたいな男かッ(笑)。でも、その人とも別れちゃったよね。
梅宮 やっぱり大きかったのは、時間のすれ違いですかね。私は朝早く起きて仕事に出かけるけど、彼のお店は夜遅くまでやっているから、生活の時間帯が合わないんですよ。そうすると、お互いの感覚もズレていっちゃうんですよね。
テリー それは価値観みたいなこと?
梅宮 なのかなぁ。それに普通の人だから、芸能人にどう接すればいいかわからない、みたいなところが最後まであったみたい。
テリー まぁ、芸能界は特殊な世界だからね。
梅宮 それに加えて、結婚して半年ぐらいで娘が生まれたんですね。でも、彼が仕事を辞めて無職になってしまい、新しい仕事も続かなくって‥‥。さらに子育てを手伝ったり、仕事や子育てで疲れてる私に優しい言葉をかけたり、みたいなこともあんまりなかったので、喧嘩が多くなってしまって‥‥。
テリー その結婚生活は、何年続いたの?
梅宮 離婚が成立したのは娘が満1歳の時だから、全部で2年ぐらいかな。
テリー そうか。しかし、1歳の子供を抱えてシングルマザーになるのは、けっこう勇気がいったんじゃないの?
梅宮 私は、とにかく自分が働けば何とかなると思っているから。
テリー アンナはたくましいな。で、これも本に書いてあったけど、その次の恋が結果的に残念な恋愛になっちゃったんだってね。
梅宮 そうですね。バツイチと聞いてたので、彼に奥さんと子供がいることを知らなくて‥‥。
テリー もう、ロクな男と出会わないなぁ(笑)。その男性とはどこで知り合ったの?
梅宮 その頃私、ある男性とデートをしたんです。ところが、その男性が常に上から目線の男性だったんですよ。「俺は月に1000万稼ぐ!」とか、お金持ちであることを鼻にかけてて。
テリー そりゃ無理だな。まさか、その人ってことはないよね?
梅宮 ええ。その後、彼が友達を連れて来て、3人で食事をすることになったんです。そしたらその友達が、すごく私の話を聞いてくれるんですよ。
テリー ハハハ、またそのパターンか(笑)。
梅宮 横の男性が好きになれなくて、よけいによく見えちゃったんだと思うんですけど(笑)。
テリー それもよくあるパターンだよ(笑)。ちなみに、その人は何をしてる人だったの?
梅宮 不動産とかいろいろ。その後、私へのアプローチがすごくって、彼を信じてしまい、結局、つきあうことになったんですけど。