女優の広瀬すずが1月20日、高級ファッションブランド「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーに就任することが分かった。
1854年に創業し、ワールドワイドにその名が知られているルイ・ヴィトンのプロモーションを託された広瀬は「憧れのブランドでしたので、とても嬉しく思っています。ファッションの世界を楽しみながら、ルイ・ヴィトンのファミリーの1人として、皆様に魅力を伝えていきたいです」と喜びのコメントを残したが、これまで同ブランドのアンバサダーに選ばれた世界のセレブリティにはフランスの女優レア・セドゥやハリウッドの人気株エマ・ストーン、そしてスウェーデンの新鋭アリシア・ヴィキャンデルらがおり、いずれも30歳前後というタイミングでこの大役を任されている。
また、日本からも2019年1月に三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典が選ばれており、彼もまた同年3月にまさしく30歳の誕生日を迎えようという時期にアンバサダーに就任。今回抜擢された広瀬は現在21歳と若く、そのファン層も中高生から大学生がメインとされており、ルイ・ヴィトンにとっては新たなターゲット層を開拓したいとの想いがあるのかもしれない。
「レア・セドゥは2015年に公開された大ヒット作『007 スペクター』で心に影のあるボンドガールを見事に演じ切り、大人の風格と艶感を漂わせたクールなイメージが世界に浸透したことで、その翌年からアンバサダーを任されています。やはりその価格帯やブランドイメージから、ルイ・ヴィトンのモデルには若さやフレッシュさではなく、クールな大人のムードがよりマッチすると考えられています。もちろん広瀬を抜擢することで、同ブランドが新たな年齢層を狙っている可能性もありますが、ネットでは『ブランドイメージとしては幼すぎる』『広瀬すずがアンバサダーだから自分も欲しい!って娘もあんまり居ないと思う。やっぱりハイブランドは中年層のイメージ』『なんか違う気がする』『ヴィトンの重厚感には風格のある30~40代が良いかも』といった違和感を指摘する声が多いです」(テレビ誌ライター)
とはいえ、過去にはブルガリのアンバサダーに同ブランド史上最年少の15歳で就任したモデル・Koki,のケースもあり、より若い層へ訴求の可能性を広げることが世界のトレンドとなりつつあるのかもしれない?
(木村慎吾)