ママになると、家事も仕事も育児も“完璧に”こなそうとしてしまい、疲れ切ってしまうことがありますよね。でも実は、そのことが子どもの心を乱してしまい、家庭がうまくいかない原因になることもあるようです。そこで、仕事を持つママのために、家事・育児を両立させるためのコツを紹介していきましょう。
■育児は一緒にいる時間よりも「質」
仕事に復帰すると子どもとの時間が制限され、「もっと一緒にいてあげなければならないのではないか…」「こんなに寂しい思いをさせてはいけないのでは…」と不安がよぎります。もちろん、子どもにとって母親と一緒に過ごす時間は宝物ですから、一緒にいられるときを大切にしてたっぷり愛情を注ぎましょう。とはいえ、一緒にいられないことを申し訳なく思い過ぎる必要はありません。
子どもは日中、母から離れた外の世界で一生懸命生きています。親元を離れているからこそ伸びる力もありますから、たっぷり外の世界を経験させてあげましょう。その分、お互い家に帰ってからの貴重な時間を最高のひとときにしてください。明日も元気に過ごしたいと思える時間になれば、お互いに前向きに進めます。
■お掃除ロボットなどの「便利家電」を活用
家事も仕事も完璧に、と思うとママの負担が大きくなってしまいます。そのことで体調を崩し、働けなくなってしまうのでは本末転倒です。手を抜ける部分はしっかり抜いてOK。お掃除ロボットなどの便利家電を活用して、負担なく家事をこなせるように整えましょう。
■1人になって息抜きする時間をつくる
子どもを実家や一時保育などの施設に預け、自分の時間をつくることも、ママの心のバランスを保つ一つの方法です。1人で集中しないと進まない仕事に取り組んだり、ゆっくり穏やかな気持ちで過ごしたりして、心をリフレッシュしましょう。余計な心配なく子どもと向き合えるように整えることで、親子の時間をよりよいものにできます。
専業主婦がいいか、働きながらの子育てがいいかは、家庭の状況や夫婦の考え方によって異なります。ママが働きながら子どもと向き合う場合は、ママ自身が前向きな気持ちで育児や家事、仕事に向き合うことができるようにすることこそ、家庭に必要なマネジメントです。全部完璧に、は無理! 育児と家事と仕事、全部合わせて100点満点と思い、バランスをとりながら進めましょう。頼れるところは家族で協力し合い、便利な家電やサービスを活用しながら過ごしてくださいね。
(Nao Kiyota)