強い香りや苦味に敏感な子ども時代は、野菜を嫌って口に入れようとしないことが多いです。一度「嫌い!」と認識してしまうと自分から手を出さなくなってしまうため、困ってしまいますよね。そんな場合は、次のような「おやつ」の工夫で「気付いたら食べちゃってた!」(ぼく・わたし、食べられるんだ!)を目指しましょう。
■「ホットケーキ」に野菜をすりつぶして混ぜる
クッキーやカップケーキは作るのに時間がかかってしまいますが、ホットケーキミックスを活用すれば、短時間で子どもたちに大人気のパンケーキを作ることができます。このとき、嫌いな野菜を練りこんでしまうのがオススメ。すりおろしたにんじんやほうれん草などを生地に混ぜて焼くと、色とりどりのホットケーキが出来上がります。見た目もかわいく、ホットケーキなら野菜も食べられちゃう!という子が多いんですよ。
■「芋餅」に練り込む
かぼちゃやジャガイモなどの“もっさり食感”が嫌いな場合は、芋餅にするのがオススメ。嫌いな野菜単体で作ると、味がかなり濃くなって食べられないケースもあるので、かぼちゃとサツマイモを半々にして混ぜたり、蜂蜜などで甘みを足してあげると食べやすくなります。芋餅ではどうしても味が気になるという場合は、「プリン」の材料に混ぜ込んでおくのもよいでしょう。
■和風好きには「おやき」で勝負
おやきに、里芋やジャガイモ、チーズなどを入れてもっちりと仕上げると、和食好きにはたまらない一品になります。ここにほうれん草やひじきなど、苦手な食材を入れて一口大に仕上げると、パクッと食べてしまうかもしれません。甘みのあるお菓子には合わない野菜を入れたいときに、重宝しますね。
子どもは心身の成長とともに味覚も変化しますから、「野菜嫌いを気にせず、気長に待っていたら自然に食べられるようになった」ということもあります。ママも子どもも、必要以上に戦う必要はないと思いますが、栄養バランスを考えると野菜は食べて欲しいもの。そんな場合はぜひおやつを活用し、楽しんで食べられるようにしてあげましょう。
後から食べられたらことを伝えてあげると、野菜嫌いの気持ちが解けて、普段の食事でも食べられるようになるケースが多いですよ。
(Nao Kiyota)