ラグビーW杯日本代表でキャプテンを任されるリーチ・マイケル選手が1月29日、母校の東海大学で開催されたトークショーに登場し、自身の学生時代を振り返っている。
ピッチ上での勇ましい表情や、試合中に仲間を鼓舞する男らしい姿が印象的なリーチ選手は、バラエティ番組で活躍する同胞の中島イシレリ選手や堀江翔太選手らと比較すると、どちらかと言えば寡黙なイメージではあるが、トーク中に“学生へのメッセージ”を求められると、「(大学)4年生まで未経験でした」と突然の告白をぶっ込み、会場に爆笑をもたらした。
ひたすらラグビー漬けの日々を過ごしていたからか、初めて男女の関係になった当時の恋人が現在の知美夫人であることも明かし、「それだけ伝えたかった」「人生には成功もあれば、失敗もある。ビビらずにいきましょう」などとパートナーの不在に悩む学生を励ましている。
「もちろん他にも大学時代の筋トレエピソードや、片方のみのスパイクを2つ用意してしまったという失敗談なども披露していましたが、やはり血気盛んな大学生にとって、“経験済みか否か”といった話題はより親近感を持つことができるテーマであり、まさかリーチ選手の口からこのようなネタが出てくるとは想像だにしていなかったでしょう。また、初めての経験をしたパートナーが現在の妻だというロマンティックな告白も飛び出し、ネットでも『奥さん一筋なのか…。こういう砕けたトーク中でもリーチさんの真面目な性格が垣間見れますね』『なんとユーモアに溢れたスピーチ』『こういうこと言えるから不動のキャプテンなんですね』『ユーモアたっぷりの修行僧みたい』と大好評。大学生がどのような話題を好いているかを巧みに察知し、上品にまとめ上げる辺りもさすがですね」(エンタメ誌ライター)
厳格さだけではなく、柔軟な対応力すらも兼ね備えるリーチ選手。誰もが慕いたいと思える真のキャプテンとは彼のようなプレーヤーなのかもしれない。
(木村慎吾)