お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之の一人息子で、アマチュア漫才コンビ・フライドポテトのツッコミを担う藤井陸さんが「フライデー」の独占取材に応じ、父との関係性などについて言及している。
現在18歳で、高校2年生頃から本格的に漫才を披露するようになったという陸さんは、お笑いの活動をする上で父からアドバイスを受けた事は一切ないとし、「“宮迫の息子”として見られたくなかったので、名字も変えて活動している」と説明。親のスネをかじっていると思われるのも避ける為、現在はアルバイトにも精を出しているという。
また、昨年に宮迫が当事者となってしまった闇営業騒動や、過去の不貞発覚時にはそれぞれ“家族会議”が開かれていたことも明かしたが、吉本興業から謹慎処分を科されている最中にも、家庭内では父親の落ち込んでいる姿は見たことがないと告白。心配させぬよう「息子には見せないようにしているのかもしれません」と宮迫の胸中を慮っている。
「陸さんは、“宮迫の息子”として親の力を借りることを嫌がり、実力一本でのし上がっていきたいとのポリシーを語っていますが、そもそもこのフライデーによる独占取材の焦点はフライドポテトの漫才ではなく、父・宮迫と息子・陸さんとの関係性に当てられたものであり、また顔出しでのインタビューを受けている為、今後は世間から“宮迫の息子”だと認知されてしまいます。この点については『まだ事務所にも入ってない、素人漫才大会で優勝した訳でもない、それなのに取材の依頼が来るのは宮迫さんの息子さんだからなのでは』『息子ってずっと言わなきゃ分からなかったのに。この記事見た人はもう宮迫の息子だって見てしまうよ』との指摘が多く寄せられ、『こういう形で出てきちゃダメなんだよ』という反応が大半。本人はお笑い芸人として生きることを決めており、『テレビでもネットでも、出られるものは何でも出て目立ちたい』と意気込んでいますが、どういった経緯でメディアに取り上げられているのかを考えれば、本人のポリシーとはやや矛盾しているようにも解釈されてしまいます」(テレビ誌ライター)
将来的な父との共演にも期待を寄せたくはなるが、今回のメディアへの登場が本人の想いに沿った形であったかどうかは疑問の余地があると言えそうだ。
(木村慎吾)