今は、キャッシュレス時代といわれていますが、そのキャッシュレスの代表がクレジットカード。ほとんどの方が1枚は持っていると思いますが、実は持っている枚数によっては、無駄な出費が減るようなんです。いったいどういうことなのでしょうか。
アプリ紹介サービスのApplivが、20代から70代までの男女1,075人を対象に2019年10月に実施した「キャッシュレス決済の利用に関するアンケート調査」によれば、普段の支払い方法で最も多いものとして「現金」と回答したのは48.4%。次いで「クレジットカード」が34.0%、「カード型電子マネー」が6.0%、「QRコード・バーコード型スマホ決済」が4.9%と続きました。
まだまだ現金が多い中、クレジットカード利用者も決して少なくない状況ですね。年代別でみると、クレジットカード利用は年代が上がるほど多いようでしたが、このキャッシュレス時代にクレジットカードはまだまだ便利に使えそうです。そんな中、浪費を防ぐためのコツがあるというのです。
家計再生コンサルタントでファイナンシャルプランナーの横山光昭さんの著書「キャッシュレス貧乏にならないお金の整理術」(クロスメディア・パブリッシング〈インプレス〉刊)によれば、カードを減らせば減らすほど、無駄な出費も減っていくのだそうです。
「入会してポイントをためませんか?」の甘いセリフに、すぐにカードを作ってしまう人もいるでしょう。確かに、持っておけば得をするかもしれないし、作らないと損をするかもしれませんが、もし持っているカードすべてから恩恵を受けられるほど使っていたとしたら、それは「カードの使い過ぎ」だと横山さんはいいます。つまり浪費しているということなのです。
また、複数のクレジットカードを並行して使うのは、支出をみえにくくするのでオススメしないそう。よく分からないうちに、お金がなくなっているのは嫌ですよね。ですから、使っていないクレジットカードがあれば見直して、増やすのは避けたほうがいいかもしれませんね。
カードを便利にお得に使いつつ、使い過ぎには注意することが、賢いキャッシュレス利用法といえそうです。