東出不貞「ケイジとケンジ」の窮地を救った比嘉愛未の“一喝”とは?

 俳優・東出昌大と桐谷健太のW主演ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系)の第5話が2月13日に放送され、平均視聴率9.3%を記録。“東出不貞騒動”による負の影響に歯止めがかかったという見方も出ている。

「このドラマは、高校の体育教師出身の熱血刑事・仲井戸豪太(桐谷)と東大出身のエリート検事・真島修平(東出)の異色のコンビが事件解決に挑むバディもの。初回は12.0%と好スタートを切ったものの、東出のスキャンダルが発覚した直後の第二話は9.7%に急落。第3話で10.3%と二桁に乗せるも、第4話では再び8.3%と大きく視聴率を下げました。このまま視聴率が下がり続ければシリーズ短縮の可能性もありましたが、どうにか窮地を脱したようです」(スポーツ紙記者)

 一時はネットでも“打ち切り”の文字が躍ったが、最近は《ストーリー面白そうだし、とりあえず観てみるか》《擁護するつもりはないけど、打ち切りになったりしないで欲しい》《降板か打切りかと思ったが、やらかした俳優をドラマの脚本でなじる新たな方法で生き残った異色作だな》といった好意的なコメントも見られるようになった。

 こうした視聴者の心理を、放送作家はこう分析する。

「スキャンダル発覚当時は、《ろくでなしの棒(演技)野郎》《棒を上回る見た目で、なんとか持ちこたえてきたくせに、何やってんだ》と怒りの声が爆発しましたが、時が経つにつれ《そこまで叩かなくても》という冷静な声があがり始めました。それに呼応するように、ツッコミどころ満載の“真島検事語録”が人気沸騰。第5話でも『堅実で穏やかな家庭を持ちたい』と話す真島検事(東出)のセリフが大炎上しています」

 窮地を脱しつつあるのは、それだけが理由ではない。仲井戸刑事の妹で、真島検事の事務官を務める比嘉愛未演じる“みなみ”の存在が一役買っているという。

「事件の捜査にも帯同することの多くなった真島検事に付き従うみなみは、時に暴走する二人を関西弁で一喝。そのシーンが、まるで“水戸黄門の印籠”のようだという声も上がっています。脚本が面白いだけに再び二桁視聴率の可能性もありますよ」(前出・放送作家)

 まだまだ予断は許さないが、一筋の光明が見えてきたことは確かなようだ。

(窪田史朗)

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