臭いも電気代も問題なし!冬の洗濯物を快適に安く仕上げる“賢い部屋干し術”
冬の部屋干しって、乾きにくさによる生乾き臭と電気代がかさむという二重の悩みを抱きがち。暖房費が高騰する昨今、家電の力を借りつつもいかに快適に、そして安く仕上げるかが重要です。そこで今回は、生乾き臭を撃退して電気代の負担を減らす“賢い部屋干し術”をご紹介!
濡れている洗濯物を長時間部屋干ししていると、臭いの素となることもあります。部屋干しの臭いを防ぎつつ乾燥にかかるコストを下げるには、乾燥時間を短縮することが最重要。洗濯完了後、衣類を取り出す前に2~3分高回転で再度脱水をかけましょう。衣類に残る水分が減るため、乾燥機の稼働時間や暖房に頼る時間を減らせます。
また、洗濯物を干す際は丈の長いものと短いものを交互に配置し、全体がV字型やアーチ型になるようにしてください。空気の通り道ができて効率よく湿気が抜けますよ。

乾燥機や除湿機を持っていない場合でも、自宅にある暖房器具とサーキュレーター(または扇風機)を組み合わせることで乾燥効果をグッと高めることができますよ。名付けて、「乾燥トライアングル」作戦です。
サーキュレーターを洗濯物の下に置き、暖かい空気が溜まりやすい部屋の上部に向けて風を送りましょう。温かい空気を循環させ、洗濯物に当て続けることで乾燥効率が大幅にアップします。暖房器具は洗濯物のすぐ近くに置かなくてOK。部屋全体の温度を20℃前後に上げてサーキュレーターで空気を回すと、ムラなく乾いて電気代も抑えやすくなります。

冬は乾燥しがちですが、部屋干しをする部屋は湿度が高くなります。この湿気を逆に利用し、除湿と保湿の一石二鳥を実現しましょう。
部屋干しをリビングや寝室で行うと洗濯物が加湿器代わりになりますから、生活空間の加湿にかかる電気代を削減しやすくなりますよ。ただし、換気はこまめに行い、過剰な湿度には注意しましょう。

冬の室内干しは、省電力でも特別な家電を使わなくても快適に短時間で済ませることができます。ここで紹介したテクニックを駆使し、生乾き臭のストレスから解放されるだけでなく、家計にも優しい快適な冬の部屋干しを実現してくださいね。
(Nao Kiyota)
