日本の接客は「おもてなし」がきいていると、世界的に評価されています。よく話題になるのが高級旅館や高級ホテルですが、他にも、日本にはおもてなしがきいたスゴい接客を受けられるお店がまだまだあるようです。そんなお店を2つ集めてみました。
■京都発の高級ジュエリーショップはジュエリーの藤棚でお出迎え!
日本の高級ジュエリーショップでは、驚くほどのおもてなしが行われているのをご存知でしょうか? 例えば、第92回アカデミー賞授賞式でも、世界的な女優がイヤリングやリング、ブレスレットなどを着用したことで話題を呼んでいるジュエリーブランド「NIWAKA(ニワカ)」。京都発、日本の美意識を継承しているジュエリーを多く出しているブランドです。
そんなNIWAKAが2020年2月6日にオープンさせた銀座店は、藤の花が重なる藤棚を表現したきらびやかなファサードやシャンデリアがお出迎えしてくれます。店内は、京町家に使われる「格子」モチーフをコンセプトにしたフロアや「障子」をテーマにしたフロアなど、京都を思わせる洗練されたおもてなし空間となっています。
そのNIWAKAの接客も、おもてなしがきいているようです。ブライダルリングを買い求めにやってくる客からは、「焦らせることなく『ゆっくり決めてくださいね』の優しい声かけがあった」「簡単なイメージを伝えただけで、ズバリ理想的な指輪を持ってきてくれた」「どの店員さんもとてもていねいで感じが良い接客だった」など、接客レベルの高さを感じられる声が多くあります。ジュエリーが高級なだけでなく、接客も洗練されているようですね。
■ファッションハイブランド店は試着時に紅茶とチョコレートでおもてなし!
ファッションブランドについても、接客に評判の高いところがあります。噂でスゴい接客エピソードが多数挙がっているのが、GUCCI(グッチ)です。なんと試着しただけで、コーヒーや紅茶とチョコレートでおもてなしをしてくれるのだとか。しかも、そのチョコレートには「GUCCI」の刻印が! これはスゴい歓迎のされ方ですね。
ドリンクを出すのは、ルイ・ヴィトンやシャネルなどでも同様のようですが、庶民からすればけっこうなおもてなしですよね。また、こうしたハイブランドの店員さんは、お客を見極める目にも優れているそうで、「ただちょっと見てみるだけ」の買う気のなさそうなお客と「間違いなく買いそう」なお客とを見分けることができるのだそうです。そしてそれぞれに適した接客をしているようです。
高級旅館や高級ホテルだけでなく、レベルの高いおもてなしのきいている接客が受けられる上質なお店が、まだまだ日本には意外とあるものです。そうしたお店をみつけに、街に出て検証してみるのもよさそうですね。