ボーカル・川谷絵音の不貞騒動で注目を集め、結果的に知名度と人気上昇に繋がったと言われていた「ゲスの極み乙女。」だが、その人気は完全に“ハリボテ”だった。
2月13日の香川県高松市での公演を皮切りに、10都市15会場を巡る全国ツアー「ゲスな宇宙旅行」を開催した同バンド。ライブチケットは発売開始となると渦中のバンドということもあってチケットは完売が続出。ベッキーとのあまりの状況格差にイラつきを覚える人も多かった。
ところが、完売したはずのライブチケットがヤフオクやチケットキャンプなど、チケットの売買ができるサイトで大量に出品され、そのほとんどが定価を下回る値段で売買されていたことが判明。武道館公演当日の3月30日、31日も「1枚余ってます。タダでいいから行きませんか?」「女子を誘ったら“やめとく”って言われました」など、その取り巻く状況が非常によくわかるやり取りがなされている。
「ヤフオクでは160件以上の出品がありましたが、武道館前日の29日の段階で入札が確認できるのはわずか2件だけ。いずれも定価の5200円以下で入札されています。ゲス極騒動で転売屋たちが気合いを入れてチケットを買い占めた結果でもありますが、知り合いを誘っても誰も行きたがらなかった、といったイタい悲劇もあちらこちらで頻発しているようです」(エンタメ誌ライター)
直前には「世間の誰に謝ればいいの?」といった川谷の発言や、取材陣の質問を「イエーイ」など奇声を上げてかき消したスタッフの奇行が問題視されている。バンドの在り方自体にファンたちがあきれてしまい、日に日に“見たくない”ムードが高まっていったようだ。
(田中康)