歌手・相川七瀬、45歳。今年、國學院大學神道文化学部に合格したことを3月13日配信の「ORICON NEWS」が伝えた。
種子島や対馬、岡山などで、御神体として古くから崇められている赤米。その赤米を伝承する大使として、相川は10年近く活動しているという。学術的に神事を勉強したいという欲求が募り、大学受験に挑戦。芸能活動のために高校を中退した相川は、子育ての合間に勉強し、高卒認定試験(旧大検)に受かってから大学合格を果たした。ネット上では「かっこよくてすごい」「いくつになっても学ぶって、いいこと」「尊敬します!」など、称賛の嵐だ。
実は相川以外にも、高卒認定試験合格後、大学に進んだ有名人がいる。「モーニング娘。」出身で、元・テレビ東京アナウンサーの紺野あさ美もその1人。2015年5月25日の「慶應塾生新聞」Web版によると、「モーニング娘。」卒業後、アナウンサーになる夢を実現するために高卒認定試験を受けて合格。その後、1日11時間の猛勉強の末、慶應義塾大学環境情報学部に合格し、卒業後はテレビ東京にアナウンサーとして採用された。夢を実現したわけだ。
「漫画家の西原理恵子さんは壮絶な道のりでした。高校時代に飲酒で退学処分になりましたが、納得がいかなかったようで、取り消しを求める裁判を起こします。結果的に大検を受けることになりましたが、見事合格。その後、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科に入学しました。紆余曲折があったようですが、結果的には好きな絵を仕事にすることができ、今では売れっ子漫画家として広く認知されています」(芸能記者)
相川のデビュー曲のタイトルは「夢見る少女じゃいられない」。夢見るだけでは満足できず、高卒認定試験から大学に進学したこの3人は素晴らしいのひと言に尽きる。
(石田英明)