お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが3月17日放送の「ノンストップ!」で8年間レギュラーを務めた同番組から卒業した。
番組終盤、隔週レギュラーだったせいじの卒業が伝えられると、「ありがとうございました。長い間、最初からお世話になったんですよね」と切り出し、「最初から、そして、あんな時も。皆さん、どうもありがとうございました。本当にお世話になりました」と昨年に起こした2度の不貞騒動を自虐しながら感謝の思いを表現。続けて、「午前中に僕を使っていただけるなんて、本当にありがとうございました。それも8年間も」と締めている。
「同じく不貞でとてつもない炎上の最中にいる俳優の東出昌大とは異なり、せいじには品行方正な人間性を求める層が皆無だったことから、2度の火遊びをしれっと乗り切ったかのように見えますが、やはり“午前中”の番組ではメインの視聴者層は主婦。深夜番組などで今後の芸人としての活路を見出すのは十分に可能でしょうが、主婦層をターゲットに据えたこの時間帯の番組に2度も家庭を裏切った人間が出演する資格はないというのが世間一般の印象で、『局側としては当たり前の結果であり、判断だと思う』『より力を発揮できる場所は他にもあるはず』『卒業は表向きで実際はクビなんじゃないの? 主婦の皆さんからしたら相当イメージ悪い』とせいじの卒業が当然の成り行きであるとする声が大半です。せいじと同期の雨上がり決死隊・宮迫博之も他人のスキャンダルに口を挟むワイドショーは苦手だとして情報番組からの卒業を決めたとされており、私生活での模範的な振る舞いすらも求められてしまうコメンテーターはそもそも彼らには不向きだったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
8年間もレギュラーとして出演し続けてきたことは意外だが、さすがに1年間に2度の不貞スキャンダルを報じられた奔放な芸人の居場所ではなかったということだろう。
(木村慎吾)