収束の目処がなかなか立たない新型コロナウイルス。その影響はいろいろありますが、中でも、幸せいっぱいの2人の門出を祝う「結婚式」では、どのような実施状況になっているのでしょうか。
ウェディングニュースが2020年3~12月に結婚式を予定している花嫁さんやそのご両親378名を対象に実施した「新型コロナウイルスの影響による結婚式の延期状況の調査」の結果、結婚式を「延期した」方が約3割、予定通り実施予定の方が約4割、まだ迷っている方が約3割だったそうです。
延期の決断に至った決め手としては、「遠方からくるゲストや高齢者、子連れのゲストが多かったため」「ゲストの健康を第一に考えた」などの意見がありました。予定通り実施するという決断に至った決め手としては、「膨大なキャンセル料がかかるため」「両親や友人が後押しをしてくれた」などが。また、まだ迷っている方の不安として、「延期を決めるタイミングで金額が変わってくるキャンセル料」「もし延期したとしてもいつ実施できるか分からない」「実施して感染者が出てしまったときの対応」などが寄せらたそうです。
新型コロナウイルスで人が集まるイベントの自粛が叫ばれる中、晴れの舞台に多くのゲストをお招きするには入念な準備が必要であり、不安は必ず伴います。それは、お祝いに駆けつけるゲストも同じです。主催者側と参加者側のリスクや責任は同じと捉え、一人ひとりが正しい知識をもとに責任を持って行動することが求められます。
これから準備を進める方や迷っている方は、参加者の気持ちや状況、結婚式場の対応などを踏まえ、最善の方法を選択したいですよね。感染予防としてどのような対応ができるか、延期した場合は費用などにどのような影響が出るかなども、十分に相談をして判断する必要がありそうです。
(Nao Kiyota)