3月29日夜、ジャニーズ事務所は未成年女生との飲酒が報じられた人気グループSnow Manのリーダー・岩本照を一定期間の活動自粛処分にすると発表した。
事の発端は、27日発売の写真週刊誌「フライデー」のスクープ記事。2017年11月に当時Jr.の一員だった岩本が、東京・渋谷のホテルで開かれた飲み会に参加。ところが、同席した女性の中に複数人の未成年がいたという。
「2年半も前のことですし、岩本も未成年がいたという認識がなかったとのことで、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でMC加藤浩次は『デビュー前でそこまで意識してるかな~』とコメントしていました。でも、岩本は今年大きく羽ばたくことを期待されているグループのリーダーという立場、それだけに所属事務所も軽い処分では世間が納得しないと思ったのでしょう。『自覚と責任が欠如している』として、期限を設けない活動自粛処分を下しました。その背景には、今回の記事にある『未成年』『ラブホテル』という言葉の刺激の強さが影響しているのかもしれません」(女性誌ライター)
SNSでは、この度の迅速な対応に「ジャニーズはきちんと処分するから偉い」というコメントも出ていた。だが、Snow Manのファンからは「なぜ、そんな前のことで?」「違和感しかない」「差別でもあるんですか?」と疑問の声もあがっている。
「もちろんファンは、過去の過ちを見て見ぬふりしろと言ってるわけではなく、タレントによって対応が違いすぎるのという疑問があるようです。というのも、ジャニーズには『とっくに活動自粛すべき』『特別扱いされている』とブーイングを浴びるタレントがいるからなんです」(前出・女性誌ライター)
そのタレントとはNEWSの手越祐也。18年、NEWSの小山慶一郎が同じく未成年の女性との飲酒騒動で謹慎中に、手越は未成年との飲酒疑惑を二度も報じられるもお咎めはなし。それ以前からスキャンダルのあった手越が処分されなかったことから、この時も「また手越はスルー?」と批判が集まった。ラジオ番組で和田アキ子が「他にもいたじゃない。ジャニーズ事務所にもう一人いたでしょう、未成年と飲んだの。何もない。その違いは何なの?」と疑問を呈したほどだ。
手越は最近も、新型コロナウイルス感染拡大で花見自粛要請が出ている中、物議を醸した安倍昭恵夫人との“花見ショット”に顔を出している。それでも事務所から注意を受けた形跡は見えず、「なんでこんなに扱いが違うの?」とファンが嘆くのも無理もない。
「Snow Man岩本の処分は今後デビューするJr.への警告の意味もあると思います。デビュー前でもジャニーズタレントとしての自覚を持つようにという、現在の新体制のメッセージでもあるのでしょう。ところが手越の場合は、もう手に負えないと思われているのか、あるいは太い人脈があるために大スキャンダルにならないのか……ジャニーズ上層部の胸の内がわかりません」(前出・女性誌ライター)
ともあれ、Snow Manはまだ活動が始まったばかり。岩本には、戻ってきたらファンのために大いに暴れてほしいものだ。
(塚田ちひろ)