人間、何ごとも継続が大事です。とくに女性は、ダイエットや運動、家計簿、仕事など、継続したいものが多くあるものですよね。でも、「私、意志が弱くて何も続かないのよね……」なんてぼやいていませんか?
しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,798名を対象に「自分の性格について」の調査を実施したところ、「自分は意思が弱いと思う」と答えた人は全体で48.9%でした。おおよそ、2人に1人は意思が弱いと思っていることが分かりました。では、意志を強くするにはどうすればいいのでしょうか?
脳科学者で医学博士の岩崎一郎さんの著書「なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かすのか?」(クロスメディア・パブリッシング刊)によれば、ある実験で、ダイエット中「自分の好きな食べ物を食べてしまった人たち」と「意志が強く誘惑になびかなかった人たち」のそれぞれの脳活性を調べたところ、後者の人たちの脳は「目的や大義名分」を覚えておく回路の活性が高いことが分かったそうです。
つまり、意志が強いというのは、単に「我慢強い」わけではなく、目的・目標を絶えず意識しながら、それを達成するための行動を時々刻々と判断して実行する脳の回路が鍛えられているからとのことでした。我慢したり、闇雲に頑張ったりすることが「意志が強い」わけではなく、背景に目標を意識する脳があったとは驚きですよね。
また、望月俊孝さん監修の「ジェームズ・アレン 人生を変える幸せの黄金法則【完全版】」(ゴマブックス刊)によれば、意志の強さを培うには、まず心に目標をはっきり置くことが達成へと向かうスタートなんだとか。具体的には、「悪い習慣を止める」「よい習慣を取り入れる」「どのようなことでもすぐに取りかかる」「ものごとに集中して取り組む」「規律のある生活をする」「言葉を意識してコントロールする」「心をコントロールする」という、7つのルールを守るトレーニングを行うとよいそうですよ。