窪田正孝主演の朝ドラ「エール」(NHK)の第7話が4月7日に放送され、女優・柴咲コウが登場。オペラ歌手・双浦環(ふたうらたまき)役で吹き替えなしの圧巻の歌声を披露して、ツイッターでは「柴咲コウ」がトレンド入り。絶賛の声が寄せられている。
「今回の朝ドラは、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と妻で歌手としても活躍する金子をモデルにした夫婦の物語。第7話では、後に裕一(窪田)の運命の人になる音(二階堂ふみ)は、まだ11歳。琴の演奏のために父・安隆(光石研)と教会に向かった音が、その後の人生に大きな影響を与えるオペラ歌手・双浦環(柴咲)の歌を聴いて、釘付けになるといった展開です」(テレビ誌記者)
白いドレスを身にまとった双浦(柴咲)が、ピアノの伴奏に合わせてプッチーニ作曲のアリア「私のお父さん」を歌い出すと、その圧巻のパフォーマンスに「柴咲コウの歌のうまさよ…美しさよ」「あんな物凄いオーラと歌見せられたら私が音でも憧れるよ」「凄すぎる…鳥肌立ったし、ちょっと泣きそうになった」「次のアルバムに収録して欲しいです!」といった絶賛のコメントがネット上に躍っている。
「世界的なオペラ歌手・双浦環として歌うという出演依頼が来た際、『一朝一夕ではできない』と話していた柴咲は、昨年11月の自身の撮影開始に備えて、『早く練習させてください』と提案。7月から1回2時間、週1、2回のペースで歌唱指導を受け、周到に準備してこのシーンの撮影に臨んでいます」(前出・テレビ誌記者)
7日放送の第7話のラストシーン、そして8日の第8話の冒頭でも圧巻の歌声を披露した柴咲。第7話の平均世帯視聴率は20%の大台越え。圧倒的な存在感を示している。
「柴咲は、2016年に自身が社長を務めるアパレル製品の販売などを手掛ける会社『レトロワグラース』を設立。2017年に主演を務めた大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)の終了を機に、実業家に転身するのではないかという噂もありました。しかし今年の3月一杯で長年所属して来た大手事務所を退社。自身の会社でマネジメントを行うようになり、再び女優としてモチベーションを取り戻したのかもしれません」(夕刊紙デスク)
大河ドラマを演じるにあたって「この作品のこと、この役のことを考えると、魂が震える」と話していた柴咲の“女優・第2章”が、いよいよ始まったのかもしれない。
(窪田史朗)