テレビ朝日は4月12日、報道番組「報道ステーション」で月曜日から木曜日のメインキャスターを務める同局の富川悠太アナウンサーが、新型コロナウイルスに感染したことを発表。4月13日から出演を見合わせるが、同番組の金曜日キャスターである小木逸平アナが代役を務めるとのことだ。
小木と書いて「こぎ」と読む。お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明と漢字で書けば苗字は同じ。しかも、2人ともメガネをかけて顔もやや似ていることから間違えやすい。イケメンの富川アナと比べると地味で存在感が薄いのも否めない。
視聴者だけでなく、テレビ朝日のアナウンサーも小木アナを地味だと思っているようだ。2018年10月7日の「NEWSポストセブン」に掲載された放送作家でコラムニストの山田美保子氏の連載コラム「芸能耳年増」に興味深い記述があった。以前、小木アナが情報番組「ワイド!スクランブル」でコーナーを持っていたとき、MCで同局の大下容子アナは毎回必ず「小木アナウンサーの……」と名前を言って紹介していたとか。その理由は、大下アナ曰く「小木アナウンサー」とつけないと、視聴者が局アナだとわからない可能性もあるからだという。
地味でも仕事ができれば問題ない。もちろん、「報ステ」のキャスターに抜擢されるほどの実力の持ち主だが、意外なポカもやっていた。19年10月2日の同局公式サイト「アナウンス部ch.」で、小木アナは自らの失敗談を告白。情報番組で「危険人物を取り押さえる際に最近交番などで配備されているのが“猿股”なんです!」と自信たっぷりに紹介してしまったという。正しくは猿股ではなく、防犯用具の刺又(さすまた)。さすがに猿股では危険人物を捕まえるのは困難だろう。
仕事では地味でも家庭では亭主関白というケースはよく聞くが、小木アナの場合は、
「18年1月31日の『アナウンス部ch.』で、小木アナは夫婦円満の秘訣を『尻に敷かれる、というか、、とにかく奥様については尊敬し、崇拝し、奉っております』と告白しています。どうやら家庭でも存在感はないようです」(芸能記者)
富川アナの療養中、存在感をバッチリ示してほしいものだ。
(石田英明)