俳優・長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」（NHK）の第13回が4月12日に放送され、平均視聴率15.7%と前週より1.1ポイントアップ。注目されたのは、俳優・佐々木蔵之介演じる木下藤吉郎の登場だ。
「今回は、駿河に向かう医師・東庵（堺正章）と駒（門脇麦）の前に粗末な身なりをした行商人風の男が登場。その男こそ、後に光秀（長谷川）の最大のライバルとなる木下藤吉郎（後の豊臣秀吉）というわけです」（スポーツ紙記者）
藤吉郎を演じる佐々木は、公式ツイッターにて「薄い着物に、足を出して素足に草履。昨年12月の早朝ロケで、寒くて寒くて…。おかけで藤吉郎の気持ちを実感できました。早く出世したい！（笑い）」と呟いている。
「制作統括の落合将氏は、佐々木について『登場から独特の存在感で“見たこともない秀吉”を全力疾走していただいております』とコメント。丸顔で童顔の染谷将太演じる織田信長に続いて、長身イケメンの秀吉という“イメージ破り”に面食らう視聴者も多かったようです」（スポーツ紙記者）
佐々木は2009年から始まったドラマ「ハンチョウ～神南署安積班～」シリーズ（TBS系）や2018年にはドラマ「黄昏流星群～人生折り返し、恋をした～」（フジテレビ系）に主演するなど、実力派俳優の一人。大河では2007年放送の「風林火山」（NHK）で真田幸隆を演じており、今回はそれに続く二度目の出演。去年6月に行われた出演者発表会見では、「大河でどなたが秀吉をなさっていたか調べたけど、先輩方がたくさん出ていて歯が痛くなった」と謙遜していた。
しかし、秀吉と佐々木は、意外な縁で結ばれているという。
「佐々木は申年の生まれ。そして佐々木の実家『佐々木酒造』は、秀吉が京都に建てた聚楽第の敷地にあり縁りが深い。『聚楽第』という銘柄の清酒も作っていると発表会見の席で明かしていました。それもあって本人は内心やる気満々のようです」（テレビ誌記者）
“佐々木藤吉郎”が一体どんな秀吉に化けてくれるのか、まずはお手並み拝見！？
（窪田史朗）
