「私なら言える!」外出自粛呼びかけが最も説得力あるタレントとは?

 俳優でタレントのなすびが4月16日に自身のツイッターアカウントを更新し、緊急事態宣言の発出によって外出自粛生活が続く現状について「何のストレスも感じない」と語っている。

 なすびといえば、今から20年以上前に放送されていた「進ぬ!電波少年」(日本テレビ系)内の企画で“懸賞生活”に挑戦し、1年3カ月もの期間を部屋の中で引きこもって生活していた特殊経験を持つタレントだ。

 同企画は懸賞で当たった商品のみで生活を続けるという過酷なものだったが、その際の“免疫力”が残っているのか、なすびは「さて、この一カ月、仕事で数日及び、食料等の買い出しでの数回以外は外出しておらず、じっと家に閉じ籠っておりますが、何のストレスも感じず心身共に頗る(すこぶる)健康です」と投稿。続けて、「私なら言える事と信じて言いますが、家庭環境や個人的な事由等、色々と有るかとは思われつつも、人間、一ヶ月や二ヶ月家に籠ってたって死にやしません!」「医療関係者の皆様の頑張りに報いる為にも、私達も頑張ってみませんか?」などと呼びかけている。

「不要不急の外出を避けて生活するという、現代人にとっては不慣れな日々が続いていますが、1年3カ月もの間、引きこもり生活をしていた“大先輩”のなすびによる体験談であれば、誰も反論のしようがありません。ネットでもなすびの発信における説得力には“白旗状態”となり、『やっぱりなすびは凄かった』『異常なまでの説得力。あの企画は電波少年の数ある企画で最大にきつかったと思う』『極限状態で生きた経験者だしな。なんせ最初はマッパからのスタートだったから』との声が殺到。“なすびにしか言えないアドバイス”だったとして話題です。もちろん運動不足やストレスの発散の為にも適度な外出は必要でしょうが、中には『下手な政治家とかが外出を自粛するより説得力がある』との指摘もありました」(エンタメ誌ライター)

 無名だった芸人時代、くじ引きで“アタリ”を引いてしまったことでスタートした過酷すぎる懸賞生活だったが、20年の時を超えてその経験が役に立つとは一体誰が想像できただろうか…?

(木村慎吾)

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