お笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政と嶋佐和也が4月20日放送の「松本家の休日」(ABC放送)に出演し、昨年末の「M-1グランプリ2019」における酷評を挽回しようと新たなリズムネタに挑戦した。
M-1大会にて、笑みを浮かべながら馴れ合いのように相方のボケに突っ込むスタイルが審査員のダウンタウン松本人志から「僕はそんなに好きじゃない」と不評だったニューヨーク。お笑い界の重鎮によるあまりに酷な一言だったが、松本は「ちゃんと言うときたいんやけど、笑いながら突っ込むのは別にそこまで嫌いやない」と擁護しつつ、「なんか俺の奥にあるんやろな。あんまり好きなタイプじゃないっていうのが…」とニューヨークのスタイルを100%気に入ることができない何かがあると仄めかした。
このまま引き下がるわけにいかないニューヨークはこの日、松本に気に入られようと、お馴染みの漫才ではなく、新たなリズムネタを番組内で披露。だが、松本の採点は芳しいものとはならず、「2点とか3点。100点満点で。10点満点でも良いですよ。10点満点とか100点満点」と、もはや関心ゼロな寸評となり、「やっぱり漫才の方がええわ、ニューヨークは」と最終的には漫才をやるように助言している。
「昨年のM-1グランプリでは松本の採点した順位が、他の審査員を合わせた最終順位と完全に一致していたこともあり、後輩芸人にとって、今や松本の審査は現在の自分たちの実力を知る上でこれ以上ない参考値となっています。その松本から“あんまり好きなタイプじゃない”と告げられてしまったニューヨークには同情の声もありますが、ネットでは松本と同じく“なんか好きになれない”との酷評が多く寄せられました。『ニューヨークは人柄があんまりよろしくないですからね。性格が悪そうだなって思えてしまう部分が多々』『好きになれない気持ち分かるわ。実力以上に、人に好かれないのは致命的』といった2人の内面に対する指摘や、『ニューヨークのネタいくつか見たけど、どれも面白くなかった』『本当に面白くて力があったら誰からも評価されるよ』との厳しい声も散見されました。とりわけニューヨークの2人はM-1で松本から低評価を与えられた際のふてくされた態度が、見ていて不快だったとする批判が多いようです」(芸能記者)
ネタに対する見方は各々の好みもある為、賛否分かれてしまうのは仕方ない。だが、「好きなタイプじゃない」との評価を松本から下されてしまうのは、冗談半分だったとしても、相当な破壊力だったのではないだろうか…。
(木村慎吾)