この4月からリニューアルスタートした「A-Studio+(プラス)」(TBS系)でサブMCを務めているKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。同番組は09年、メインMCである笑福亭鶴瓶とサブMCが、ゲストにまつわる入念な事前取材をするトーク番組としてスタート。歴代サブMCは女性タレントばかりで、男性は初。藤ヶ谷にとっては、ジャニーズ歴22年にしてようやくつかんだソロのレギュラーMCだ。
この大抜てきで注目されたのは、3月21日に放映された「人生最高レストラン」(TBS系)での発言だった。中居正広から授けられた金言を明かし、ネットでバズったのだ。
「キスマイはSMAP最後の愛弟子。バラエティ番組の現場で、数多くのノウハウを叩きこまれました。中居が教えた金言のうちのひとつが“3かき”。『汗をかいて、恥をかいて、ベソをかかなきゃダメだ。じゃないと、感動するものは生まれないよ』との言葉を、藤ヶ谷は忠実に守っているそうです」(アイドル誌ライター)
キスマイは今年、デビュー10周年目に突入。今でも変わらず、時間をかけ、肉体をいじめぬき、汗を流す過酷ロケを行っているのは“師匠”の教えがあるからだ。レギュラー番組「10万円でできるかな」(テレビ朝日系)、「キスマイどきどきーん!」(dTV)で自らをいじめ抜く企画が多いのも、そのためだろう。
藤ヶ谷は、司会者としてはジャニーズの中でド新人。対して大ベテランといえば嵐・櫻井翔。06年にスタートした報道番組「NEWS ZERO」(現「news zero」/日本テレビ系)の月曜キャスターを続行中。“ジャニーズキャスター”最長記録を自ら更新している。インテリイメージが色濃い櫻井だが、彼も中居からの教訓を実行に移していたことはあまり知られていない。
「嵐ライブのマイクパフォーマンスで櫻井は必ず視線をスタンド席後方に向けて、『上の方~!』とあおるのです。これはSMAP時代の中居から教わったこと。嵐が初めて東京ドーム公演をするとき(07年)、中居さんが司会をしていた歌番組『うたばん』(TBS系)に出演して、授かったアドバイスです」(前出・アイドル誌ライター)
ジャニーズライブは、全席同一価格。そこで、いちばんうしろの席の人にも楽しんでもらえるよう、アーティストと客席の距離を感じさせないよう、中居が心がけていたことを櫻井に伝えたのだ。
キスマイも嵐も、SMAPと同じ“紅白歌手”。中居と櫻井は、ピンで紅白司会者も務めている。“新米司会者”藤ヶ谷は、ジャニーズ事務所退所後も中居から多くのアドバイスをもらえること間違いなし。“第二の櫻井”を拝命できる日も遠くない!?
(北村ともこ)