5月30日に放送された広瀬アリス、すず姉妹、そして永山瑛太、絢斗兄弟が好演したリモートドラマ「Living」(NHK)。実際の兄弟、姉妹だからこそ醸し出せる嘘のない空気感や距離感、これまでに見たことがなかった表情など、すべてをリモート制作したことが功を奏した出来栄えだったと反響を呼んでいるようだ。
広瀬姉妹が口をとがらせながら容赦なくじゃれ合いをするだけで画面は華やぎ、永山兄弟が2人そろってメガネをかけ、お互いのエプロンのひもを後ろに回って結ぶだけで画面にはほっこり感が流れたのだから、「萌える」という感性のスイッチを刺激された視聴者が多かったことは言うまでもないだろう。
6月6日には中尾明慶、仲里依紗夫妻と青木崇高、優香夫妻という2組の役者夫婦が出演することから、ネット上では「共演を見てみたいリアル兄弟、姉妹、夫婦」の名前が数多く挙がっている。
「中でも多いのが、柄本佑、時生兄弟の共演を推す声のようです。2人は2008年から演劇ユニット『ET×2』を結成して小劇場で公演を重ねていますが、テレビドラマや映画での共演はありません。次いで佑と妻の安藤サクラによる“夫婦共演”、また佑と時生の父である柄本明との“親子3人共演”を望む声も多いようです」(女性誌記者)
岸部一徳・四郎、高嶋政宏・政伸、中村勘九郎・七之助、松田龍平・翔太、倍賞千恵子・美津子、石野真子・ようこ、石田ゆり子・ひかり、中山美穂・忍など、演じることを生業にしている兄弟姉妹が意外と多い芸能界。新しいキャスティング方法としてこれから根付くかもしれない。