お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの吉田敬が6月11日放送の「やすとものいたって真剣です」(ABCテレビ)に出演し、多忙が原因で子供の成長を見逃していた過去を振り返っている。
多くのレギュラー番組を抱えるブラマヨのボケを担う吉田は、2013年に一般女性と結婚し、直後に第一子である男児が誕生。しかし、当時レギュラー番組を10本近く抱えていたため、子供の成長を全く見れていなかった時期があると後悔した。
「今6歳なんですけど、全然見てないんですよ、成長を。3歳の頃とか」と打ち明け、仕事終わりに帰宅しても子供はすでに寝ているというケースが大半だったという。ある日、子供が歩いている姿に吉田が驚くと、妻からは「ちょっと前から歩いてるで」と突っ込まれるなど、様々な場面で子供の成長を「とことん見逃してきた」と痛感させられたようだ。
転機となったのは「子供がやたら甘えてきた日」だった。普段以上に執拗に甘えてくる子供の様子が不思議に思え、妻にワケを尋ねると、「今日、父兄参観やったんや。お父さん来てなかったの、うちだけやったんや」との返答が。これに吉田は「酒飲みながら泣いてもうて。家族との時間っていうのをもっと僕は欲しいなって思って。成長も見逃してるし、この人生はちょっとちゃうなって」と話し、その後は働き方改革に着手したという。
「現在でもブラマヨのコンビとして7本のレギュラー番組、単独でも4本の仕事を持つ人気っぷりですが、時間調整に関する要望を事務所に出したところ、家庭と仕事のバランスを取れるようになったようです。少しでも長く子供と過ごしたいとの思いで家族との時間を確保し、父兄参観に出られなかったことを泣きながら後悔したという吉田には、ネットからも『吉田は良い人そう』『良い夫、良い父』『これを見てて、吉田は子煩悩なんだって知って意外だったわ。いつの間にか息子が歩き出したの見逃したって悔しがってたのが微笑ましかった』『気付けただけでも良いよ!』と好意的な反応が寄せられました。ただし、芸人仲間からはかねて女遊びが盛んだと暴露されることの多い吉田ですから、『頼むから週刊誌のお世話にならないでね』という懇願も寄せられています」(テレビ誌ライター)
家族との時間を確保するために仕事を調整したとはいえ、請け負う全ての仕事については「俺を呼んでよかったやろって思わすくらい」の姿勢で臨んでいると豪語した吉田。今後はゆっくりと子供の成長をすぐ近くで見届けられる日々を過ごしてもらいたいところである。
(木村慎吾)