フランス在住のミュージシャンで作家の辻仁成が6月15日、ツイッターを更新。自身のポジティブ論を綴り、大絶賛を浴びた。
辻は「息子よ」と呼びかけ、「人間、苦しい時こそポジティブ もうダメって時こそポジティブ 悩んだらポジティブ 迷ってもポジティブ 悪口飛んできたらポジティブで跳ね返し、誹謗中傷をポジティブで鯖折りに 常にポジティブな方を選択して どんな時もポジティブであれ 父ちゃんからのススメ」とツイート。
このツイートに対して「どんな時でもポジティブシンキングですね!」「辻さん、ブラボー!!」「ポジティブ最強ですね」などと賞賛のコメントが相次いだ。
同ツイートのリンク先のブログでは、「ハッピーマン辻のスーパー・ポジティブ術」と題して、息子との会話を披露。外出中、人からジロジロ見られても“自分がかっこいい”からという辻に対して、息子は「ダサいアジア人が歩いてるって思ったとは思わないの?」と反論。それでも息子は「パパのいいところはね、普通の人だったら、差別されたと悲観的に思うところを、自分に都合のいい方に解釈してしまうところで、そういう点では、尊敬するよ」とフォローし、2人は笑ったという。
辻のポジティブシンキングには頭が下がる思いだが、意外にもポジティブ一辺倒というわけでもなかった。
「2018年8月28日更新の『女性自身』電子版の連載エッセイ『ムスコ飯』で、辻はいつでもポジティブでなければいけないと言いつつも『そう簡単にポジティブになれるのなら誰も苦労はしないわけです』と、ネガティブ思考にも一定の理解を示しています。辻もネガティブになることがあるらしく、誰かが注いでくれたシャンパンが半分の量だった場合、『え? 半分しか注いでくれないの?』と不満を口にするタイプだとか。でも、辻はネガティブな自分は嫌いではないといい、『コップに半分注がれたシャンパンを見て満足していたら、それ以上のシャンパンは手に入らないわけですから』と持論を展開していました」(芸能記者)
ネガティブな考えすらポジティブにとらえる辻は、筋金入りのポジティブシンキングだ。
(石田英明)