せっかく浴室に乾燥機がついているのに、長時間運転しても洗濯物が乾かずうまく使えない──こんなことってありませんか? 浴室乾燥に時間がかかると、洗濯物が生乾きになってニオイの原因になったり、電気代がかさんだりしてもったいないですよね。次のポイントを見直して、上手に活用しましょう。
■お風呂に入った後は「換気」から
夜のうちに洗濯物を干したい場合、お風呂に入った後で干した洗濯物を浴室に入れ、乾燥モードに切り替えることがあると思います。「乾燥機」ですから、浴室に湿気が残ったまま稼働させれば、浴室も洗濯物も乾いて一石二鳥、といいたいところですが……これはNG。
「朝までに乾くことを想定して6時間程度の運転モードにして就寝したのに、翌朝になっても乾いていない!」ということになりかねません。浴室内の湿度が高いと、洗濯物の水分がスムーズに蒸発できず、乾燥に時間がかかります。まずは「換気モード」で浴室内の湿度を下げてから、浴室乾燥を行いましょう。
■洗濯物を詰め込み過ぎない
洗濯物をキツキツに詰め込むことも、乾燥に時間がかかる大きな原因の一つです。浴室に取り付けた突っ張り棒に全ての洗濯物をかけると、洗濯物同士に隙間がほとんどできないため、量を見直す必要があります。洗濯物同士の間を握りこぶし1つ分くらい開けると乾きやすく、乾燥時間を短縮することができます。どうしても量が多い場合は、部屋干しに便利なスタンドタイプの洗濯物干しを活用し、部屋干しと浴室乾燥とに分けて乾燥させるのもよいでしょう。
浴室乾燥機は雨の季節の強い味方。せっかくですから、効率よく光熱費をかけずに洗濯物を乾かしたいですよね。ぜひ使い方を見直してみてください。
(Nao Kiyota)