中村倫也主演ドラマ「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)の最終回が6月28日に放送され、平均視聴率は9.6%。全話平均8.6%という結果になった。
今作は、老舗百貨店の御曹司で変わり者の美食家探偵・明智五郎(中村)を軸にした物語。明智は、自身のアドバイスによって猟奇的殺人を快楽のために次々と起こすマグダラのマリア(小池栄子)を生み出してしまう。マリアは殺人依頼を受けるたびに依頼者をファミリーとして迎え入れていた。しかし、マリアがいちばん家族になりたかったのは明智だったのだ。ゆえに、明智の助手として活躍する小林苺(小芝風花)に激しく嫉妬し、明智の目の前で殺すことを宣言する。
前回放送のラストでは、苺を殺めようとするマリアを抱きかかえるように、明智は奈落へと落ちていったのだが‥‥。
最終回では、明智は探偵事務所に戻り、平穏な日々が続く。ところが半年後、マリアから明智に絵ハガキが届く。
この展開に視聴者は「人の命を軽んじている」「2人で落ちて行ってどうやって戻ったわけ?」「ゲームみたいにリセットしてまたやり直しみたいな。そんなマリアを随所で助ける明智にもイライラする」「なんだろう、この展開。俳優さん達がみんな良いから残念な感じ」など、納得がいかなかったようだ。
「主要キャストには北村有起哉、武田真治、仲里依紗、志田未来など演技達者ばかり。探偵ものなのに、謎解きというよりはマリアが起こす殺人に振り回されているようでした」(芸能ライター)
キャストの並びで今作を楽しみにしていた視聴者には不満が残ったようだ。