リモートワークによって、「テレビやパソコン、スマホなどのデジタル機器を使用する時間が長くなった」という人は多いのではないでしょうか。慣れない生活の変化への疲労とともに、「目」を酷使している人が多いようです。
ロート製薬が2020年5月、10~50代の男女562名を対象に行った『コロナ禍における暮らしの変化』に関するWEB調査の結果、日常的(週に1回以上)に在宅勤務を取り入れている人は67%にのぼったそう。これらの在宅勤務を実践している人に「コロナ禍において、以前と比較して1日あたりのデジタル機器との接触時間に変化はありますか?」と質問した結果、「5時間以上長くなった」が22%、「3時間以上長くなった」が19%、「1時間以上長くなった」が21%と、合計62%がデジタル機器との接触時間が長くなったと回答したそうです。
リモートワークだけでなく、おうち時間の増加によって動画視聴やゲームをする時間が増えた人も多いのではないでしょうか。また、大人だけでなく、子どももオンライン授業への参加やゲームなどによって、デジタル機器の使用時間や頻度が以前よりも増えている状況がうかがえます。
同調査では、デジタル機器との接触時間が以前と比較して長くなった人ほど、目の悩みを感じる人の割合が増え、目薬をさす頻度が高くなることも分かったそうです。デジタル機器との接触が増えることで目を酷使し、疲労や不調を起こしているようですね。
目を守るためには、適度に休憩を挟むようにすることが大切。時間を区切って目を休めたり、外の自然を眺めたりしましょう。ホットタオルやアイマスクなどで温め、血行を促すのもオススメです。他にも、目薬で潤いを保ったり、目を酷使しない工夫を取り入れたりしながら、目を不調から守る取り組みも必要なようです。
(Nao Kiyota)