タレントの上沼恵美子がMCを務める「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)と「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)から、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が降板したことが分かった。
梶原と上沼は長く関西で絶妙なコンビネーションを見せていたお馴染みのコンビだったが、7月に入って2人の関係性は一変。6月をもって両番組からの降板が突如判明し、「NEWSポストセブン」は7月2日、その背景に上沼による収録中の執拗な“パワハラ口撃”があったとして、殺伐とした「えみちゃんねる」撮影の様子を伝えている。
同誌は、6月26日放送の「えみちゃんねる」における梶原の“わずか70秒”というトーク出番の少なさに触れ、「実は話していないわけじゃないんですよ」との在阪テレビ局関係者の証言を掲載。いわく、上沼による梶原への毒舌なイジりが度を越し、スタジオの空気が凍りついたことで、そのやり取りが全てカットされていたという。
「記事では、上沼がしつこく梶原をイジり続ける最中に発した『あんたこの番組に途中から来た子やんか。最初からブッキングされた出演者ちゃうやん』との言葉や、“梶原抜きでスタッフ全員で食事会をしよう”といったトークの内容が紹介されています。ひたすら続く上沼からの笑えないイジり口撃に対し、梶原がボソッと『なんでこんなに嫌われたんやろ』と嘆くと、上沼は『ほんまに怒ってんねんで。コロナで皆がイライラしてんねん。バラエティやから笑わそう思って、思ってるやろ?』『ちゃうで』と徹底追撃。『イラついてんねん、君に!』とキレていたようです」(テレビ誌ライター)
なぜ上沼が最終的にお蔵入りにされてしまうような限度を超えた怒りのトークを展開したのかは不明だが、巷では梶原のユーチューバーとしての活動と関係があるのではないかとの憶測も出ている。
「長年にわたって梶原を寵愛し、人気が落ち目となった時期も上沼は自身の冠番組で彼を重用していました。ほとんど東京での仕事がなく、関西の上沼の番組がメインの仕事だった頃もあるほどでしたが、現在の梶原はYouTubeでの活動が主軸に。その稼ぎについても『毎月高級車が買えるくらい』だと以前に上沼の番組で漏らしています。また最近ではチャンネル登録者も200万人を超え、コロナ禍の煽りをほとんど受けない大活躍ぶりでした。一方の上沼はコロナの影響によるリモートでの収録について、映像の遅延やトークへの弊害に不満を述べており、この状況が続くのであれば引退するとまで発言。かつて自らの冠番組に“途中から連れてきた子”が時代の変化に適応した新たな稼業で成功し、そこへコロナ禍のイライラも相まったことで、女帝の怒りが爆発したのかもしれません。ネットでは『梶原がYouTube優先しすぎて、仕事無いときに救ってくれた番組を疎かにしたというお話だろ?』『ようやく上沼さんも梶原の性格が分かったんですね』との声が上がり、梶原に不義理な振る舞いがあったのではという推測も飛び交っています」(前出・テレビ誌ライター)
可愛さ余って憎さ百倍。長く続いてきた母と子のような関係はもはや解消され、今後は2人の息の合ったトークの応酬が見られなくなると思うと悲しい限りだ。
(木村慎吾)