愛知県岡崎市のスーパーで会計前の刺身を食べたとして窃盗容疑で逮捕され、その後コロナ感染が確認された“迷惑系ユーチューバー”「へずまりゅう」と接触履歴のあった2人が、新たに感染していることがわかった。
山口県は17日、3人の感染者を発表し、うち男女2人が「へずまりゅう」と接触していたという。県によると、男性は10日にへずまと会食、女性はその夜に知人と会食中、へずまと思しき男が同じテーブルに座ってきたとのこと。
この蛮行に村岡嗣政知事も「マスクを着けずに多くの人と接触を繰り返していたようだ。何てことをしてくれたんだという思い」と憤懣やるかたない様子だ。
この迷惑系ユーチューバーには、トップユーチューバーの「はじめしゃちょー」も苦しめられていたという。7月15日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、執拗な張り込みの被害があったことを告白している。
はじめしゃちょーは「へずまりゅうと迷惑行為について。」と題した動画をアップ。「へずまりゅうというユーチューバーがいらっしゃいまして、ていうかユーチューバーかどうか分かんないんですけど」と切り出した。
なんでも、はじめしゃちょーの自宅が割り出されて突撃され、深夜23時に自宅付近で無理やり動画を撮影されたこともあったという。また、大声で近所を叫び回り、付近のコンビニでの待ち伏せや張り込みの行為はおよそ1週間ほど続いたとし、「鬱になるほどのストレス」だったと告白。
へずまりゅうが自身のツイッター上ではじめしゃちょーへの突撃動画をアップしたのは6月28日のこと。それから2週間以上経過した今になって、はじめしゃちょーが迷惑被害に言及したのは、彼の売名行為を助ける形になってしまうのを防ぐ為だと説明した。
最後に、はじめしゃちょーは今後、彼のスタイルを真似して知名度を高めようとするユーチューバーが現れないよう、「絶対にやってはいけないことです」と視聴者へ向けて注意喚起している。
こうした状況から、はじめしゃちょーにもコロナの心配が一部ファンから寄せられたが、へずまからの至近距離の突撃取材の時期は6月28日以前のこと。少しでもタイミングがズレていれば、感染被害に遭っていた可能性も十分に考えられたのだ。
(木村慎吾)