最近よく耳にするようになった「サルコペニア」。これは加齢によって筋力が低下することで、高齢者だけでなく40代50代といった中高年の間でも問題になっているようです。
コロナ禍で外出自粛となり、ジムなどにも行けずに筋力の衰えが加速したと感じる人もいるでしょう。筋力の低下は30代から始まり、50歳以降になると毎年1~2%は筋肉量が自然と減っていきます。大まかな目安ではありますが、両手の親指と人差し指で自分のふくらはぎの一番太いところを囲んだとき、空間ができる人はサルコペニアの可能性もあるのだとか。
サルコペニアを放置して筋力が低下し続けると、体重減少、疲労感、握力低下、歩行速度低下などの症状が出てきて、「フレイル」と呼ばれる、要介護一歩手前の状態になってしまいます。また、骨や筋力が衰えれば、転倒から骨折、寝たきりになって免疫低下で病気にもかかりやすくなるという悪循環に陥ってしまうことも。
サルコペニアにならないためにも、30代40代のうちから意識してたんぱく質を摂り、運動をして筋力をキープしたいですね。