嵐の大野智主演ドラマ「世界一難しい恋」の初回視聴率が、12.8%だったことがわかった。嵐・松本潤の主演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)の初回15.5%には差をつけられてしまったが、まずまずの滑り出しと言える。
「大野のドラマは、杏の主演ドラマ『花咲舞が黙ってない』で高視聴率をあげた日テレの水10枠。それだけにもう少しイケると思ったんですが、初恋愛ドラマを前面に押したため、拒否反応を起こした視聴者がいたのかも。物語の舞台であるホテルに的を絞った職業ものに特化し、波瑠との色恋沙汰を減らして、大野の秘書役の小池栄子の恋愛マスターぶりにスポットを当てた恋愛ノウハウものにすれば、もっとウケそうでしたが」(ネットライター)
大野はラジオ番組「ARASHI DISCOVERY」(4月14日)で、今回の役どころに絡んで、自身の考える社長像について語っている。いわく、「社長と言っちゃえばもうジャニーさんですよ」と所属事務所のジャニー喜多川社長を挙げて、「まあ、よく動く人だ。社長自ら」と働き者ぶりを紹介した。
合宿所に寝泊まりしていた時代、社長自ら大野らを起こして、駅まで車で送る。レッスン後は料理を作り、健康管理に余念がない。褒める時も怒る時もしつこいくらいまくしたてるが、フォローは万全。叱られて大野がへそを曲げると、先に謝りご機嫌を取るなどかいがいしい──。率先してやってのける姿を「理想の社長、すごいなって思える社長」と、しばし絶賛が止まらなかった。
「日本アカデミー賞」授賞式での嵐・二宮和也の事務所への感謝スピーチといい、大野の社長礼賛コメントといい、嵐と事務所の関係は蜜月状態。先輩グループ・SMAPのような造反劇は起きそうにない。
(塩勢知央)