今夜最終回を迎える深夜ドラマ「40万キロかなたの恋」(テレビ東京系)で宇宙船にたった1人で長期滞在している孤独な宇宙飛行士・高村宗一を好演している千葉雄大。宇宙船内の1人芝居をバーチャルスタジオで撮影し、リアルタイム合成で映像化した、コロナ禍ゆえに考え出された意欲作品だ。
わずらわしい人間関係が大嫌いな宗一(千葉)は、人工知能のユリ(吉岡里帆が声を担当)とのさっぱりした生活に満足していたのだが、元恋人の鮎原咲子(門脇麦)がテレビ番組で宗一をリモート取材することに。それがきっかけで人間2人と人工知能の三角関係や原因不明の停電、命綱である通信手段の中断など、さまざまなトラブルが発生。宗一がどう乗り越えていくのかが楽しみなストーリーだ。
千葉はすでに6月28日放送の「ダブルブッキング」(日本テレビ系)で、全編リモートドラマを経験済みで、ゾクゾクするほど華麗などんでん返しを好演。リモートであることを活かしたラストの展開に視聴者から好評を得ており、1カ月以上経った現在も、この「ダブルブッキング」が再評価されているようだ。
「7月26日に放送された秋元康氏による企画・原案ドラマ『リモートで殺される』(日本テレビ系)と比較され、すばらしい出来栄えだったことがネット上で再確認されているのだとか。実は『ダブルブッキング』で千葉が演じた雄二の部屋と『リモートで殺される』で本田翼が演じた絵里の部屋がまったく同じで、どうやら同一のハウススタジオで撮影されたようなんです。『ダブルブッキング』では部屋の構造を活かしたどんでん返しが用意されていましたが、『リモートで殺される』では高校時代の同級生6人がリモート飲み会中にどんどん殺人事件が起きる内容でどんでん返しのないサスペンス風のドラマだったので、ことさら『ダブルブッキング』の構成やひねりに称賛の声があがっているようです」(女性誌記者)
10月から毎週土曜のレギュラー放送となるトークバラエティ番組「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)の、これまでに放送された単発3回のうち2回に出演し、トークもイケることを証明済みの千葉。あざとかわいさと毒舌を併せ持つ千葉が、同番組の準レギュラーとして出演することを期待したい。