普段、多くの人と仕事をしていて、「あの人は仕事ができるな」という人と出会うことってありますよね。そんな人は、何が違うのでしょうか?
法学者の小山昇さんの著書「増補改訂版 仕事ができる人の心得」(CCCメディハウス刊)では、さまざまな単語やフレーズの意味が書かれており、これを通して仕事上の心得を解説しています。
例えば、「お客様」は、我が社にとって一番大切な人で、お客様には自分の過去の実績や人間関係は通用しないとされています。さらに「今日、今の対応に対して判断されるので、お客様の不満にはすぐに対応する」ともあり、そのお客様を最重要視することの大切さが書かれています。つまり、これらの心得を持っている人が、仕事のできる人ともいえますね。
また、「行う」については「DO⇒CHECK⇒PLANの順に事を進める。どんなによい計画も、実行しなければ意味がない。まず動く、そしてチェックして計画を立て、また動く」と書かれています。これも、仕事ができる人の典型的な考え方といえそうです。
思考術研究会の「20代で知っておきたい仕事ができる人の思考術」(SMART GATE Inc刊)では、仕事ができる人とできない人との差は、日々のちょっとした心がけの積み重ねに尽きると書かれています。仕事ができるできないは、頭の良し悪しや才能があるなしとはあまり関係がないのだとか。一つひとつの仕事を効率的に進めることができることが、「仕事ができる」ということ。そして、仕事では細部に渡って目を配り、細かいことから改善していこうという姿勢が必要なんだそうですよ。
派手なことばかりが目に付きがちですが、地道に進めていくことこそ、仕事ができる人になるための手順といえそうです。